愛すなら愛してよ【prsk＆2434】 (ページ12)

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Darjeeling9 ページ12

「えっと、翠乃さんちょっとお話して欲しい方が居るんですが...、安心してください仁羽さんではないですよ」

隼人にぃが話して欲しい人がいると言って目の前にスマホを置いた
スマホ越しに居たのは綺麗な紫が少しかかった黒髪に左の方に青緑のインナーカラーが入った、耳に黒いピアスをした顔が少し幼い男性だった

「あ、えっと...は、はじめ、まして...」
『どーも、はじめまして俺は黛灰って言うんだ君の事はハヤトさんから聞いてるよ』

優しい低い声が耳を通り抜けた瞬間私は安心してしまった
私は心の何処かでこの人は信用していいと思ったのか気が抜けた

「あ、そうなんですね...改めて空見翠乃ですよろしくお願いします」
『もう少し気楽でいいんだけど...ま、ゆっくりでいいからね』
「はい...！」

隼人にぃと蒼空にぃは顔を見合わせて優しい顔をした

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(はい...！)

あんな笑顔を見たのは何年ぶりか、俺は少しふっ、と笑ってしまった

『ありがとうございます、黛さん』
「少しでも力に慣れたなら嬉しい、明日は大丈夫そうかな...？」
『翠乃自身も実際に会いたいようですし会ってあげてください』
「ん、分かった」

ハヤトさんがこんなに安心してる声を聞いてまたまた口が緩む

『黛さん、わら「ハヤトさんじゃあ、また明日」えっちょ』

言われる前に切った俺は明日は物凄く楽しみで思い至ったのか俺は髪の毛を結び前髪をピンでとめシャツを着、エプロンを着けた
何かを作るのかを悟った施設の子達は灰君！灰君！と周りに寄ってきて明日のお土産用にクッキーと...あとこの子達のクッキーを作ろうと思いキッチンに向かった

あぁ、早く会いたいな