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はい、今日もね、いつも通りね、遅刻しましたよ。はい。只今10時。本日の始まりは9時50分でし
た。
ってあずまがいる。
『はい、ですくわーく！あずまです。今回は事務所にいます！何故かと言うとこれからOPテーマEDテーマを作るからです！』
わ、撮ってんじゃん！よっしゃ。さりげなく動画出よwww
マ「あれ､あずま。何？事務所で動画撮ってんの？」
『……えっと、貴方は確か、YouTuberのま、……マ、マジメしゃちょーさん……でしたっけ？』
マ「ん？はじめが真面目になったの？ヤバイなぁwww」
『あ！思い出しましたよ、マホトさんだ！』
マ「忘れるって酷くないw？まァ、思い出してくれただけ有難いけどね」
ホントはめちゃくちゃショックだけどね？忘れられてるって一番悲しいやつよ、
てか、コイツさ、マジで綺麗だよなぁ……目がデカい＋まつ毛バッサバサ。
人形かよ……なに、ぽ〇ちゃん？え、リ〇ちゃん？
もうなんか……全体的に細いし、肉あんのかな？
『マホトさん、私これからOPテーマEDテーマの作成してくんで！行きますね！』
マ「おー、頑張れよー」
と声援を送るとあずまはカメラの電源を落とした。
すると目の色が変わった。何もかも冷めた目で見ている。
さっきまであんなに笑っていたのが嘘のように全く笑わない。
『マホトさんすみません、今度また……』
マ「待って。」
この前の様に俺の横をそそくさと逃げるように通って行く彼女の肩をがっしりと掴んだ。
あまりの強さに驚いたのか目を丸くしてこちらを見ていた。
『な、なんですか？』
マ「この前、ペン落としたでしょ？」
『え、……？落としてないですけど？』
マ「いや、落としたでしょ！？」
『いや、落としてないし。』
マ「嘘だ！じゃあこのペンは誰のなんだよ！」
俺は変なキャラクターが印刷されてるペンを彼女に見せた。
すると彼女は、
『な、……なんで……それを、持っているの？……』
と、涙を流しながら言った。
待て待て待て、泣かそうとは決してしてないんだからね？？？
マ「ど、どうした？」
『そのペンは、彼の遺品なんです。」
マ「いいいいい遺品！？」
ちょっと待てよ、何の話？急によォ、どうした？
『私の、世界で一番大切な人の…大切にしてた…世界にたったひとつしかない……ペン。』
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作者名：はいですくわーく | 作成日時：2019年4月5日 11時
