生きる証

12話 ページ13

落ち着かない…心が……落ち着かない
ママ……パパ……
もうすぐ…復讐出来るよ…
楽になるよ…でもねぇ……【苦しいの】
王様を殺せば、私もそっちに行くから……
温かく迎えてね……

『はぁ……はぁ……はぁ……』

過呼吸になったのかな？
私は、過去のことを思い出そうとすると。
こうなる。
出なきゃ…ここから……
【殺しにいかなきゃ…】
私は、資料室を後にした。

熱が出たんだろう。とても暑い。

汗だくだ…

意識が遠のいてる気がする。

足もフラフラする。

私は、倒れた。

私の周りには色んな人が集まった。

その中に知ってる誰かがいた気がした。

【ママ…パパ……】

コンちゃんside

人が倒れたって言うから、来たけどさ。
兵士だったらマジ、許さないからな。
可愛い子なら許す♡

「この人です！」

『ハイハイ…ってAちゃん！？』

汗だくだし、顔赤いし……どうしたの？

『Aちゃん！どうしたの？』

すると。

【ママ……パパ……】

と言った。涙を流しながら。

『…ママ？パパ？』

何かあったんだろう。それと手には資料室の鍵が。

『……？』

まぁ回復したら本人から聞こうか。

俺は、Aをお姫さま抱っこして医務室へ運んだ。

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