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頭いい!!! 自分!!! ページ23

A side


A 「どうしよ。」


待てよ。

警察と接点持ってるじゃん。


正確にいうと、警察じゃないけど、、、、。


ま、それは今はどうでもいい。


さっそくお調べ〜〜〜。


カチャカチャ


A 「あ、分かった。」


蘭 「早!!」


蘭がこっそりパソコンを覗き込む。

A 「覗くな!」


電話〜電話〜。

prrrrr


半 「誰?」


A 「六条姉妹のAだけど。覚えてる?」


半 「あいつか。で、何?」


A 「渡したいものが有ってさ。稀咲に関係するやつ。」


半 「稀咲に?何それ?」


A 「手紙。未来の稀咲に渡そうと思ったけど、いないから。代わりにあなたに。」



半 「じゃあ、○○ラーメン屋に来て。俺、今そこに居るから。」


A 「ん。」


ラーメン屋か。


A 「じゃあ、行ってくる。」


じいや 「お嬢様、どこに?」


バン! (部屋の扉の音)


車で行くか。

いや、駅近だから歩いた方がいいな。


ウィーン (自動扉の音)

ダッシュ



着いた。

ガラガラ


店主 「いらしゃいませ!」


老舗のようで、店主にも風格があった。

カウンター席にいたのは、長身の男。

そう、半間 修二。

半間と目があった。

でも、半間は何もいわなかった。

その代わり、隣の席を小さく二回叩いた。


そこに座れってことか。


A 「おじちゃん、味噌ラーメン一個。」


すると、

店主 「お嬢ちゃん。ラーメンの数え方は、一丁。」

いや、いいから作れ、と思ったけど。

老舗だしな。

ここは笑顔で。


A 「おじちゃん、味噌ラーメン一丁!」


半 「お前、変わったな。」


え?

いや、老舗だから手加減しただけだけど。

すげぇ勘違い。

A 「何も変わってねぇよ。年以外は。お前の方が変わっただろ。」


半 「そうか?」


ナイスボール。

さっと返せたわ。

こいつだけよく分からないからな。


行方不明だったし、警戒しちゃうんだよな。


半 「でも、稀咲がいなくなって、色なんてない。埋めたいけど、埋めるものも埋めるところもない」


え?


そんな真剣に答えてほしくないんだけど。


A 「そうか。そういえば、手紙の件。」


A 「親族に渡そうと思ったけど、自分的に内容を見てほしいのは、お前だから。はい。」


手紙を渡すと同時に、

店主 「お待ち!」


A 「来た来た。」

隣では、

半間が手紙を開け、中身を見た。


その時の半間は、泣いていた。

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作者名:Mayu | 作成日時:2022年9月9日 16時

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