いつも怖いけどいつもにも増して怖っ ページ29
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あーー。やってしまった。
颯「……は?お前これ誰にやられた訳?」
「あ」
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今日は颯斗と一緒だった。
颯斗の家に入った瞬間からずーっとくっついてて。
ベッドに行って服を脱がされて、私の肌を見た颯斗が目を大きく見開いた。
私が纏っている大量のキスマーク。
颯「あ、じゃねぇし。言えよ」
「言ったら怒るじゃんどうせ」
颯「言わない方が怒る。誰?」
「……謙信」
昨日は謙信と一緒だった。
謙信と初めての。
だから愛が溢れてしまったんだ。
溢れすぎて、しまった。
私も、謙信も。
キスマークのこと完全に忘れてた。
颯「うーわやっぱり。ふざけんな」
「ほらぁ、やめて痛い痛い!!」
両方のほっぺむにーって強く引っ張られた。
颯「そんな身体で俺んとこ来たんだ?」
「ごめんって」
顔怖っ。
いやいつも怖いけどいつもにも増して怖っ。
とか言ったらもっと怖い顔になりそうだからやめとこ。
颯「試してんだ、俺の事」
「別にそういう訳じゃ……」
かぷっ
「いっ!痛いよ!!」
ほっぺ噛まれた。なんてことすんの!
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作者名:びょる | 作成日時:2022年6月6日 22時