全員集合 ページ3
.
お昼休み。屋上に行ったら全員集合してた。
屋上は立ち入り禁止で鍵がかかっているけれど
鍵が壊れてて簡単に入れることを私たちは知っていた。
屋上に繋がる階段は薄暗くて、埃っぽくて
誰も近づかない。
だからここに近づくのは私たちだけだ。
みんなといつもここで円になってご飯食べてるの。
颯「Aこっち座って」
ぽんぽんって地べた叩いて、颯斗の隣来るように言われた。
隣に座ったらおでことおでこくっつけられた。
「ふふ、あまえてる」
颯「ちゅーしていい?」
直「ダメ」
颯「ごめん聞こえなかった」
直「おいこら」
颯斗とちゅー。
私の向かい側に座ってる直弥。
私と1番距離が遠くて拗ねてる。
玲「しょうがないリーダーだから」
謙「でも見るとムカつくよね」
このグループのリーダーは颯斗。
ちゃらんぽらんだけど、いざという時いつも助けてくれる。
颯「お前ら全員俺の言うこと聞けよ」
永「特になんもしてねぇじゃん」
颯「は?こいつのこと助けたの誰だと思ってんの?」
肩をぐっと引き寄せられて。
ふわっと颯斗の香水の匂いが鼻を掠める。
.
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:びょる | 作成日時:2022年6月6日 22時