ヤンキーでも、私にとってはヒーローだよ ページ17
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温泉から出て、みんなでアイスを食べた。
永「俺ミルク」
颯「レモンしか勝たん」
直「Aは?」
「いちごー」
謙「俺もそうしよ」
「同じだね〜」
謙「ね〜」
横に並んで座ってアイスをもぐもぐ。
ひんやり冷たくておいしー
哲「1口ちょーだい」
「どーぞ」
哲「あーむ」
「えええ哲汰食べ過ぎ!」
哲「いいじゃん別に」
玲「A俺のあと全部食っていいよ」
「やった!玲優しい珍しい」
玲「一言いらねぇな?」
こめかみぐりぐりされた。
痛い!!!
謙「部屋戻ったら何する?」
颯「Aとあれやりたい。あーれーってくるくるするやつ」
「昭和か」
颯「そのまま一緒に寝ようよー」
「絶対やだね」
永「恋バナしようぜ」
直「いいじゃん布団もぐってさ」
哲「玲とか絶対怪談話ぶっ込んでくる」
玲「え?する?」
直「それはまた別の時にしよ笑」
布団の場所決め。
玲「俺ここー!!!」
颯「うわ1番いい場所取りやがった」
「早く決めてね〜私早く寝たい」
哲「えっ早くね?」
「夜更かしはお肌に悪いから」
永「恋バナしようって言ったじゃん」
「お好きにどうぞ」
謙「じゃあ俺も寝る」
直「なんか今日お前ら仲良し」
謙「そう?普通じゃない?」
颯「謙信の女の話したからだろ」
玲「あー、同情してんだ」
「そんな言い方しなくても」
謙「俺が話したくて話しただけだし。Aは聞いてくれただけだよ」
永「謙信が別れたら2人は付き合うの?」
「「それはない」」
謙信とハモった。
謙「そりゃAのことは好きだけど」
「付き合うとかそういうんじゃなくて」
謙「今のままで充分なんだよ」
「ずっと一緒にいたいし。もちろんみんなともね」
哲「お前俺らがいないと無理だもんな」
「そうだよ?唯一私の味方でいてくれたもん」
そんなみんなとは、お付き合いなんてしなくてもいいんだ。
それ以上に強くて深い絆があるって私は思ってる。
「ヤンキーでも、私にとってはヒーローだよ」
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作者名:びょる | 作成日時:2022年6月6日 22時