幼い少女は皆とヒーローの世界へ (ページ8)

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個性把握テストページ8

イライside

相「早速だが体操服着てグランドに出ろ」

急だね。

相「お前らは持ってきた服を来てこい」

僕達に言った。

そのために持ってきたからね。

A組「個性把握テスト！」

6人「『？？？』」

個性把握テスト？

僕達もやるのかな？

「入学式は！ガイダンスは！」

確かに入学式やガイダンスではなくいきなりテストって言われれば驚くよね。

相「そんなの俺達ヒーロー科には必要ない」

へぇ。

『ねぇイライおにいちゃん』

ｲﾗｲ「なんだい玲夢ちゃん」

『玲夢たちもやるのかな？』

ｲﾗｲ「聞いてみようか」

僕は相澤さんに聞いた。

周りはこんな事を聞くことに驚いていた。

相「してもしなくても良い。好きにしろ」

だってさ。

ｳｨﾘｱﾑ「俺やるぜ！」

『玲夢も！やりたいのだけやる！』

ﾅﾜｰﾌﾞ「俺もやるぜ」

ｲｿｯﾌﾟ「僕は遠慮します」

ｲﾗｲ「僕もパスするよ」

ﾉｰﾄﾝ「僕も玲夢ちゃんと同じでやりたいのだけやるよ」

決まったね。

手本としてさっき教室で喧嘩していた男の子が呼ばれた。

「んじゃまぁ……死ねぇ！」

口が悪いな。

本当に彼はヒーローになるつもりなのか？

『すごい！玲夢もなげたい！』

相「なら投げてみろ」

玲夢ちゃんにボールを渡した。

彼女は能力者だからね。

その力を使えば凄い記録を出せる。

『えーい！』

勢いよく飛んでいったボール。

やっぱりね。

画面には∞を出ていた。

A組「ポカーン」

『やった！やった！』

ﾅﾜｰﾌﾞ「後で白無常達にも誉めて貰えよ」

『うん！』

報告しておかないとね。

相「本来は個性禁止の体力テスト。自分の最大限の力を知れ。最下位の奴は除籍処分な」

これは彼らは大変だね。

僕達は護衛のために来てるから除籍処分は受けないからね。

「彼らは！」

ある子が僕達を指した。

相「あいつらは特別で受けなくても良いし除籍処分がない」

「狡い！」

狡いって言われてもね。

『それでさいしょはなにをするの？』

玲夢に言われて体力テストが始まった。

最初は50メートル走。

『ナワーブ！ウィリアムおにいちゃん！がんばって！』

ﾉｰﾄﾝ「二人共頑張ってね」

ﾅﾜｰﾌﾞ「あぁ！負けねぇぞウィリアム！」

ｳｨﾘｱﾑ「こっちだって負けねぇぞナワーブ！」

元気だね。

合図で二人は走った。

個性はないから記録は普通の人間ぐらいだけどね。

ｲｿｯﾌﾟ「楽しそうですね」

ｲﾗｲ「そうだね」

僕とイソップ君は二人を見ていた。