監督生は死人ハンター！？ (ページ8)

今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:21,856 hit

ハーツラビュル生に出会ったページ8

ロビーside

「どう落とし前つけてくれるんだよ！」

あーあ、お姉ちゃんを困らせないでほしい。

そもそもグリムが気をつけていればこんな事起きなかったのに。

温玉が割れたとか何とか。

なんかそんな事で怒るなんて心の器が狭いね。

『馬鹿みたい』

「あ？」

『いや、そんな事で怒るとか器小さ。馬鹿みたい』

「女で魔力無しの新入生の癖に先輩に対する態度がなってないんじゃねえのか？」

『先輩？ないない、どう見ても小さい子供の精神じゃん』

あ、顔真っ赤になった。

「このクソ女！裏来いや！！」

『煩いな！』

ドカッ！

あ、お姉ちゃん顎殴った。

『あんまり煩くすると口塞ぐぞ』

お姉ちゃんに喧嘩売るとか死に向かうと同じだよ。

「この野郎！」

『隙が多いし遅い』

脛蹴った。

あ、悶絶してる。

『ロビー、信者こんな大人にはならないように』

「はーい！」

「護身術大丈夫……」

「やばくねアレ」

お姉ちゃん男の人の急所？ってところ蹴ってないからセーフだよ。

「改めて思う。お前に喧嘩売るとか死の片道切符渡してるの同じだわ」

「問題を起こさないようにしよう」

「確かになんだゾ！！」

グリム今回は君のせいだからね！

あの後さっきの人達がお姉ちゃんに何か言ってたけどお姉ちゃん聞いてないね。

「それより俺様気になったが、ここにある7つの寮ってどんなのなんたゾ？」

『気になるなら後ろの2人に聞けば？』

誰、このお兄ちゃん達？

「気づいてたんだ」

『気配消せてないからね』

「なんか変わった新入生だな」

お姉ちゃんの事？

「えーと、2人とも誰？」

エースお兄ちゃんの問いに謎のお兄ちゃん達は笑顔で自己紹介しながら隣に座った。

「………………」ｷﾞｭ!

『膝来る？』

「うん……」

信者、警戒心強いもんね。

「悪い、俺はトレイ。トレイ・クローバー、ハーツラビュルの3年だ」

「んで、オレはケイト・ダイヤモンド。同じく3年だよ。気軽にけーくんって呼んでね♪」

ケイトお兄ちゃんとトレイお兄ちゃんね。

「君は確か使われてなかった寮の監督生に着任した新入生のAだろう？あとその2人は……」

『弟のような存在のロビーと妹のような存在の信者。信者は警戒心強いから仲良くなれないと思って』

そうだね。だってさっきからお兄ちゃん達を見ようとしてないもん。

「そうだな。俺達を警戒してるな」

お姉ちゃんから離れないね。

僕も後でギューしよ！

お姉ちゃんは仲間にはとっても優しいもん！