森女子と梵天ズ【 1 】

◆ 覚えてる？俺だよ ページ6

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『 な、なぜ名前を知ってる？ 』

後ろず去りをしながら問う

「 はぁ〜さすがに覚えてないかぁ〜 」


いや、いや、覚えるも何も
あたしのまいフレンドの白髪には

てっちゃん(75歳) 趣味は畑
はまちゃん(89歳) 趣味は釣り
コマちゃん(79歳) 趣味は……知らん

しか居ませんがー！！！


「 うーん、あ！夏休み！ 」

『 夏休み？ 』

「 そうそう！印象にある夏休みある？ 」




うーん……
夏休みと言えば、確かクマ吉くんに会いに行って
シャケとったり・・・ん？まさか！！



『 万次郎？ 』

「 そう！俺、万次郎だよ！ 」

『 歳食ったな、万次郎 』

「 おい！変わんねぇだろ俺ら歳は 」

『 苦労しとんだな、白髪なんて 』

「 そうだな、日々苦労で……の白髪じゃねーから 」

『 あ、で何の話だっけ？ 』

「 相変わらず抜けてんなーAは！ 」



ケラケラと笑う万次郎。
さすがに覚えてるよキミの存在感の濃さは・・・









＿＿＿＿＿ ( 幼少期 side ) ＿＿＿＿＿





夏休み。田舎でのんびりライフを送るあたしの元に
1人の少年がやって来た。
どうやら、あたしの祖父と、少年の祖父である
万作と言う人がそれはそれは仲が良いみたいで
夏休みにこの田舎に長期宿泊をしに来た。


がーしかし！
喧嘩は勃発。


『 誰だお前 』

万「 お前こそ誰だよ 」

『 みねー顔だな 』

万「 都会育ちなもんでな 」

『 マウントか？お？マウント取りてーのか？ 』

万「 都会育ち、マウントいぇーい！ 」

『 ふっ、ほざくなガキ 』

万「 お前もガキだろ 」


そんなこんなで、顔を合わせるたびにこの会話
もう♡嫌になっちゃう♡
とか思ってないかんね？気分最悪。


そんな時の唯一の楽しみは、
クマの長であるクマ吉くんに会うことだった。

え？クマって野生でしょ？
え？会話出来るの？ってー？？？


『 やっほ！クマ吉くん 』

クマ吉「 グォォォー 」

『 今日も暑いね 』

クマ吉「 グォォォー 」

『 あ、シャケ取りにいく？ 』

クマ吉「 グォォォー 」


ね？会話出来てるっしょ？
これぞまさに、意思疎通♡ってやつ


クマ吉くんと一緒にシャケを取りに川に行ったんだけど
ペチャペチャと水遊びしてたら、いきなり


万「 おい！A！危ねぇよ！ 」


とスーパーマンみたいに登場した万次郎

これにはクマ吉くんと顔を合わせて " ？ " だった。



幼少期 side 続く・・・




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◇ クマ吉くんと万次郎→←◇ 個性的過ぎではないか？

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