顔面国宝に捧げます feat. 田舎女子 No.2

▼ 愛 お し そ う に ページ30

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竜「 それさ、首痛くないの? 」

『 …… 』


爽やか顔で、あたしを見つめる竜胆さん


竜「 A? 」

『 あ、え、あ、大丈夫です 』

竜「 貸して? 持つ 」

『 え、あ …… 』


一瞬にして体が軽くなった








何気ない、いつもの帰り道

1つだけ違うのは隣りに竜胆さんが居るってこと。









『 あの、、、 』

竜「 ん? 」

『 久しぶりですね 』

竜「 そーだな 」

『 元気そうで、良かったです 』

竜「 なに? 会えなくて寂しかった? 」


ニコリと微笑んだ竜胆さんの顔を
あまりに直視し過ぎたのか
ドクンッと胸に違和感を感じた


『 そ、そんなこと …… 』

竜「 …… 俺は、寂しかった 」

『 え? 』




少し照れくさそうにする竜胆さんの表情を見て
胸が激しく、ドキドキと音を立てる

息をするのも大変で
酸欠になりそうな勢い

それを隠そうと、止まると

あたしより数歩だけ先に居た竜胆さんが戻ってきた




竜「 ん? どうした? 」

『 …… っ 』






下を向いてるままのあたしを
覗き込むように、見てくる竜胆さん




竜「 何でそんな泣きそうになってんの? 」

『 …… っ 』



な、泣きそう? え、あたしが?


竜「 それに顔も真っ赤じゃん 」

『 そ、それは!! 』






バッと顔を上げれば、


愛おしそうに微笑む竜胆さん




『 り、、りんっ? 』

竜「 キスしていい? 」

『 え、あっ、、 』


言葉を遮るように、










竜胆さんの口がゆっくりと重なった










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