顔面国宝に捧げます feat. 田舎女子

▽ わ た す の 取 説 ページ1

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1990年 外は雪積もってまーす!! の 12月25日に
この世に誕生したのが、わたす 神城 A

ホワイトクリスマス♡ うひょ♡

産まれた瞬間に両親は「 こりゃべっぴんだのぉ!! 」と
どこの方言だよ?! とツッコミを入れたくなるほどだったが

あまりのベタ褒めに、さぞ可愛く育てられるな ……
と、医師や看護婦は息を呑んだ



だがしかし、5歳になる頃には

それはそれは、スパルタの如く育てられたA

数ヶ月の間、自給自足生活
畑仕事、外で洗濯洗い(手もみ)、川で魚を素手で獲る

5歳にして、沢山のことを学んだAは
いつしか、" 山の姫 " と名が知れ渡るほど村では有名となった




だが、ある日
いつものように魚を捕獲すべく川へ行くと
流れてくる瓶に目がいった


『 なぁに、これ 』


興味があったAは、その瓶を広い
中身を確認すると、、中には


" 東京!! グルメ 食べ放題 " と書いた本だった



村を出たことのないAは、
それはそれは …… いや、かなり目を輝かせてその本を読んだ


" デブ活は明日から!! お肉はジューシー命 "
" アナタを応援!! カフェオーレ "
" ダイエットは明日から。甘い物 "


どのページを開いても、輝かしく
食べたことのない食材が沢山載っていた


『 とーきょ …… 行きたい 』


それから、東京へ行くべく
人が変わったのように(頭にはねじり鉢巻)
学業、家業、様々なことに専念したAは


ようやく、夢にまで見た " 東京進出 " を
達成出来る年齢になった。現 20歳



『 んじゃ、行ってくるわ!! 』

じ「 悲しーのぉ、寂しいーのぉ 」

父「 ちゃんと、けーってこいなぁ 」

母「 おまんまちゃんと食べんよー 」

『 へいへい 』



村のフェリーに乗って、東京を目指し走り出した






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