>>21 RAVIside ページ22
俺は初めてAちゃんを見た時思ったんだ。
守らなきゃならないんだ……と
無愛想だし冷たいし…てかずっと敬語だし。
ジウォンと大違いで可愛げなさすぎ…ほんと女子なのかって感じだ。
でも、ほっとけない。
だから俺は走ってレコーディングルームの方まで向かったんだ。
あの子はちゃんとそこにいてくれた。
少し叱ると言い返してきた。
偽善者だの俺達が社長のご機嫌取りで預かってるだの…まぁ散々言ってくる。
ヒョガもこんな感じの事言われたんだな
だが、ほんとは違う。
「俺らだって本当の愛情を知らないから、Aちゃんと一緒に知りたいんだ。」
A「は…？貴方達が本当の愛情を知らない？あんなにファンもいてチヤホヤされてる貴方達が？」
まぁ、そう見えるよな…
「少なくとも俺はあれが本当の愛情とは思っていない。」
A「……ファンが可哀想ですね。」
「彼女等の愛情は嬉しい。俺も好きだよ。だけどそんな愛情じゃないんだ、」
A「何が言いたいんですか。」
「つまり、俺らも一緒に愛情を勉強したいってこと。俺らと一緒に愛情を知っていこうってこと。」
A「なぜそこまで私を気にするんですか？1年間だけ預かるだけなのに。」
「ほっとけないんだよ。」
A「……知らないです。勝手にしてください。」
そう言って下を向くAちゃん
「…行こうか。」
俺はそう言い練習室まで行こうとした。
俺の後ろからついてくるAちゃん…少し可愛い。
終始無言のまま練習室に到着した。
やっぱりハギョニヒョンは怒っていた。
N「Aちゃん！また抜け出したの？！もう！ダメでしょ？！」
まるでオンマだ…
A「すみません…どうしても会いたい人がいまして。ですがもう諦めました。明日からは抜け出したりしません。」
そう言って深くお辞儀をするAちゃん
「ヒョン…反省はしてるみたいだから許してあげて」
N「わかった。明日は音楽番組に出るからテレビ局だよ？抜け出したら迷子になるから僕達から離れないでね？」
A「わかりました…」
そうやって今日も長い1日がすぎていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アカリ | 作成日時：2017年2月19日 0時
