毒舌31% ページ34
私はそのまま黙っていても話が進まないと思い、自分から話しかけようとする。しかし、それより先に口を開いたのは京谷さんだった
京谷「……なんか用か」
「えっ、いや、あの、まあそうなんですけど」
京谷「…どうせ、チームに関することなんだろ」
バレてる!!!
どうするよ私、元々その話をしに来たんだけれども本人が分かっているなら言う必要があるのか、それが分からない。しかし、分かっているならいっそ言ってしまうのも手だと思った私はさっきのことを話した
「京谷さんが、悪いってわけではないと思うんですけど、やっぱり今までチームの練習に参加出来てなかった京谷さんはどこかチームに馴染めてないと思うんですよ。試合の時も1人だけ息が合ってないような気がして」
私がそれを言うと、京谷さんは1度息を吐いて、私の方を向いて話し始めた
えっ、見つめられてる。てかこんな真正面から見られるのって初めてかもしれない
京谷「俺は、チームに馴染めてない。それは自分でも分かってる、だけど馴染む必要はあるのか、俺は中学の頃からチームの奴らと向き合って会話したことは無かった。それでも強かった、俺は1人でも戦えると思ってる」
京谷さんは、真剣な面持ちで私にそう伝えてきた。はっきり言って私は驚いた。ここまでの意見をしっかり持っていて、それを私に伝えるなんて
すると京谷さんは自分の頭を掻いて、溜息をついた。そして、そのまま立ち去ろうとした。なので私も立ち上がり、自分の思いを伝える
「それならそれでいいと思います」
京谷「………は?」
「いや勿論、チームと息を合わせるのは大切です。でも京谷さんには京谷さんなりの思いがあって、それを自分で実行してるだけなんですよ、きっと。だからこそ、相手には伝えない、向き合わない。違いますか?」
京谷「………いや、多分そうだ。……お前、なんでそこまで分かるんだ」
「何故ですかね?分からないです!でも京谷さんが私にその思いを伝えてくれたのがまず驚きで、ならば私も応えようと思っただけなので」
私は、そう言い京谷さんの前に立った
「私は青城の皆にも京谷さんのことを知って欲しい……なので今日の夜!京谷さんを知る会を開催します!!」
私はそう言った、1番手っ取り早くていい方法だと思ったからだ
京谷「月詠、何言って」
「それでは早速許可取りに行きますよ!」
私は京谷さんの手を引きながら青城の皆が居る体育館に向かった
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つみきだいふく。(プロフ) - びすさん» いやぁ…鰹節じゃないですか。あの髪型はwわあーい!!好きって言ってもらえてとても嬉しいですヾ(●´∇`●)ノ (2018年8月4日 17時) (レス) id: ff5c42852f (このIDを非表示/違反報告)
びす(プロフ) - 表記が鰹節になってる笑笑 作品凄く好きです ´°ω°` フォウ (2018年8月4日 17時) (レス) id: cb6d1b30b9 (このIDを非表示/違反報告)
つみきだいふく。(プロフ) - 蜜柑さん» そこは悩んだんですが、私の部活ではおはようございますだったのでそうしてしまいました…もし気になるようでしたら変えときます! (2018年7月15日 17時) (レス) id: ff5c42852f (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - つみきさん、今更ですけど「毒舌14%」の挨拶放課後なので「こんにちは」ではないでしょうか? (2018年7月15日 16時) (レス) id: 97574853b7 (このIDを非表示/違反報告)
つみきだいふく。(プロフ) - ライチ*さん» うわああぁぁあぁああ!お褒めに預かり光栄です!!いやなんかもうこういう子もアリかなって…私の好みで書いてるので!応援されたらやるしかない!!有難うございます!頑張りますヾ(●´∇`●)ノ (2018年5月8日 23時) (レス) id: ff5c42852f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つみき | 作成日時:2018年1月4日 20時