クッソ邪魔。【青葉城西】

毒舌22% ページ24

さて、私達は今バレー部の部室に集められている。何故かって？それは…


及川「今回のテストの結果を全員見せてね！！」

「嫌です「即答！？」別に赤点取ってないからいいじゃないですか」
国見「そーだ」

及川「嫌だね！だって俺月詠ちゃんの点数知りたいし」


及川さんはそう言って私に詰め寄ってきた。ちょ、来んな。私は岩泉さんに救いの目を向けるが


岩泉「諦めろ」

花巻「去年もあった恒例行事だ」

松川「仕方ない」

「うっそやん、え、1年だけですか？」
及川「もちろん」
「殴りたいこの笑顔」


そんな茶番を繰り広げていると、金田一が自分の答案用紙を持ってきて差し出していた

金田一。お前勇者かよ


「へー、悪くは無いんだね」

金田一「月詠、お前俺をなんだと思って…」
「あ、名探偵だからか！」
金田一「だからそれ違う！このやり取りいつまでやるんだよ！？」

「え、私が飽きるまで」


このいじりは続けますけど何か？

すると国見も答案用紙を出し始めた。仕方が無いので、仕方が無いので！私も鞄から答案用紙を取り出した


「どーぞ」

及川「…え」


及川さん固まった、しかも口を開けたまま。すっごい間抜けですけど大丈夫か


矢巾「俺も見たいっす！」
花巻「じゃ、便乗で」


最終的に全員が私の答案を覗き込むという、なんとも不思議な光景が出来上がった。因みに国見と金田一だけは隣で座ってるよ！

あ、また固まった


及川「…え、これってホントに月詠ちゃんの？」

「そうですが」
松川「頭良くね？」


何時私が頭が悪いって言った

私は国語、社会が85点以上、数学、化学が75点以上、そして、英語は


岩泉「英語98点ってお前」
「だって帰国子女ですし、英語好きなので」


ええ、英語大好き。海外でずっと英語だったし、高校のレベルは余裕でいける

すると突然、矢巾さんが床ドォンをした


矢巾「クソっ頭悪ければ揶揄ってやろうと思ってたのに…！」
「矢巾さん、私に対してどんなイメージ持ってるんすか」

「「アホ」」

「今アホって言った及川さん、矢巾さん、国見は外に出ましょうか」


私は関節鳴らしてそう言う。すると国見が何かを私に膝をついて渡してきた


国見「どうか、この期間限定ブラウニーでお許しください」
「許す」

及川「ずる！」


「さあ、外に行きましょうか」


私はお二人の首根っこを掴んで外に連れ出した

その後部室の外から二人の悲鳴が聞こえ、バレー部男子は合掌していたんだとさ
売られてやんの、ざまあ！

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