真剣SUNSHINE 【 tk × in 】 (ページ9)

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髙「うっわ！！うっまそ～～！！いっただきまーーす！」

ねえ、今日1番テンション高くない‥？

ご飯に負けた気がしてちょっと悔しくなったけれど、

幸せそうに食べる髙木を見ていたら、
自然と笑みが零れた。

髙「伊野尾くん、ちょー美味いねー！！」

伊「だろー？俺いっとき毎日来てたからね。」

おじちゃんもおばちゃんも2人の姿を笑顔で眺めていた。

髙「俺も伊野尾くん家行く度に、ここ来よっかな。」

髙木は独り言の様に呟いた。

胸がぎゅーっとなった。

昨夜のことが一夜限りではなく、
この先も続くことを実感させてくれる
一言だった。

相手が喜ぶことをさらっと言ってくれんだよな。
たぶん、髙木は自覚してないと思うけど、。

モテないわけがない。

‥。

急に寂しくなって、不安になって、
髙木を見つめた。

髙「‥ ん？」

口にソースを付けて、もぐもぐしながら
髙木も俺の方を見ている。

かっこいいし、かわいいし、ずるいよな。

髙木は俺のだ。

なんて変な独占欲が湧き起こってきた。

伊「この後、どーしよっか。」

もっと一緒に居たいよ、髙木。

髙「‥ 海でも行く？」

伊「また海～？」

髙「またって、伊野尾くんと行ったことねえじゃん。(笑)」

伊「まあ、そーだけどさぁ。(笑)」

髙「よし、俺ん家に車取り行こ。」

伊「俺行くって言ってないけど～？(笑)」

髙木と海～！！

って、大声で叫びたいくらい嬉しかったけど、
素直じゃない言葉ばかり出てきてしまった。

照れ隠し ‥ 。

けど、髙木はそんな俺の気持ちわかってくれてんだよね。

それとも、ただただ本当に海に行きたいだけ？(笑)

俺らはその後も、たわいもない話をしながら
ご飯をたいらげた。

髙「ごちそうさまでした～。」

伊「また来るね。」

と、おじちゃんおばちゃんに告げ、
店を出れば、

髙木ん家に向かった。