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�� ページ6
ピッ
ピーーーーーーーっ
「「「「よっしゃぁああああ」」」」
勝った。
勝った。
勝てた。
ボロボロとこぼれる涙。
死にそうになるくらい早まる鼓動。
最期の試合。
勝てたよ。
全国への切符を
チームに。
整列して、
ありがとうございました！と
声張り上げて。
震える声。
それは観客の人も、応援の人も同じだった。
報道人が集まって、
「悔いは、ないですっ」
そう言えば拍手が来て。
あぁ。
最期。
最期だけど。
いつからこんなに応援されるようになったんだっけ。
いつからこんなに、
こんなに。
愛されてもらえてるんだっけ。
「皆さんに告げることは、ありますか？！」
有名なアナウンサーにインタビューされる。
それでも涙は止まらなかった。
恥ずかしいな
私はマイクをアナウンサーに押し付けて、
「３年間！！！ありがとうございました！！！」
そう言って頭を下げた。
パチパチとまた拍手が来て、
鼻のすする音が聞こえた。
花束が飛んできて、
ほら、オリンピックでよくあるやつ。
ﾄﾞｸﾝｯ
ﾄﾞｸﾝｯ
試合が終われば
私の終も来ることを忘れていた。
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作者名：穀海* | 作成日時：2016年12月11日 14時
