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「侑、この子と知り合いなの?」


まるで私と侑の元の関係を知っているかのような口調だ。


「何言うてんのや、Aは彼女やもん。知り合いも何もあらへんで」


「彼女じゃない。あんたなんかの彼女じゃない」


私がそう言うと白金さんは私の胸ぐらを掴んで言う。『あんたなんかに渡さない』と。白金さんの目つきは今まで見た中で一番怖い。背筋も凍りそうな勢いだ。侑なんかがいいなら譲ってやる。争う気は無い。


「それと、あんた侑のことバカにしないで」


「愛世さん、やめてくれまへんか。」


「な、なんで?私は侑のこと庇って」


白金さんはぐっ、と唇を噛み締める。『許さない』ともらした言葉が侑の耳にするりと上手く入った。侑の目の色は変わる。白金さんも負けず劣らず睨み返す。この二人って愛し合ってんじゃないの、と心の中で思い、試合放棄するように私はその場を立ち去ろうとした。


その瞬間


「あんた、関わってないとでも思ってるの?」


首根っこを掴まれて白金さんに引っ張られる。


「触んな、喧し豚。」


「きゃ、」


白金さんの女の子らしい声。作られていると即座にわかる。


「侑、なんでそんなにAちゃんをかばうのよ」


「彼女やって言うてるやろ」


「彼女は私でしょう!」


「は?」


どうやら勘違いだったようだ。白金愛世は勘違い女ということで正解だろうか。自分が付き合ってると偽装しているうちに自分まで信じ込んでしまったようだ。


これ以上流石に大事にはしたくないので一言放つ。









「どうでもいい」









私は踵を返してその場を後にした。

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萌々子(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» ありがとうございます!!!! (2018年3月22日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - 萌々子さん» えへへ( ´ ▽ ` )はい!めちゃめちゃ嬉しいです!!凄く感動しました! (2018年3月22日 17時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» そんなふうに言っていただけて光栄です!より戻せて良かったですよね!( ´ω` ) (2018年3月16日 22時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - めちゃめちゃいい作品です!!!ガチめにめちゃ好き……より戻ってよかった!!! (2018年3月16日 18時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 言ノ葉さん» ほ、本当ですね!教えていただきありがとうございます! (2018年2月7日 7時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:穀海* | 作成日時:2018年1月23日 7時

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