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「どうしてマッキー？」
「……お弁当忘れてたみたいで」
裏返る声。震えてる声に対し及川先輩はわらった。
「そんなに怖がらないでよー及川さん悲しいよ？」
かなりのナルシストらしいけれど面白かった。
「俺部室に取りに行くものあるからここでお別れだけど、マッキーならそこの止まってるバスにいるからね！」
「案内、ありがとうございました」
私は頭を下げて走ってバスに向かった。バスの中からは楽しそうな声がして入るにも少し勇気がいる。いや、いっそここで待とうかな。なんて。そんなことしたらまた及川先輩に迷惑かけちゃうし
「何してんだ」
「あ、えと」
「ここは他の生徒が入っていいとこじゃねえぞ」
「違います、えっと、その」
「なんだ」
「忘れ物、貴大に渡しといてください」
私は弁当を渡した。すると
「あれ？何してんだ、あ、弁当！」
貴大がバスから顔を覗かせた。
顔を見るとイライラしてきた。私が届けに来てやったのに、正門にいると思って言って待ってても来ないし入っていいか分からないのに校舎内に入って貴大探してほかの人に迷惑かけちゃったから。
「さんきゅーな！」
私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる貴大。
「やめて……！」
貴大の腕を掴んで離そうとしても私の力が弱すぎて離せやしない。
「花巻の彼女か？」
「「はい？」」
すっと手を下ろした貴大。
「ないない。こんな奴彼女とか！しかも
「妹いたのか」
私を抱き寄せた貴大。必死に暴れ突き放す。
「相当嫌われてんのな」
笑う彼に貴大は少し悲しそうな顔をして『まあな』と苦笑いを浮かべた。ここで『俺も嫌いだからな』なんて言わないところがまた、私と違って大人みたいなとこなんだろう。
「私、帰るから」
そう言って私は走って家に向かった。
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萌々子(プロフ) - お眠のねむさん» 書かせて頂きました！！ご愛読ありがとうございました！ (2018年8月26日 22時) (
レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
お眠のねむ - いつか義妹チャンとマッキーが仲良くシュークリーム食べる画がみたいとおもった (2018年8月21日 15時) (レス) id: e0f075e31d (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます！ (2018年5月4日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - おもしすぎー！！ (2018年5月4日 21時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 雛ヒヨコさん» 本当ですか？！とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます！これからもキュンとしてくれれば嬉しいです( ´ω` ) (2018年2月21日 20時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穀海* | 作成日時：2017年11月29日 19時
