検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:47,171 hit

ページ5

朝起きると朝ごはんと昼ごはんと夜ご飯の3食が冷蔵庫に入っていた。私は冷蔵庫を静かに閉じた。友達もいないから何もすることがなかった。いつもこうだ、貴大がいないと何も出来ない。


思いつくことも思いつかない。


ちょっと虚しくなってきて泣き虫な私は涙が出そうになった。学校のこととか、思い出すなんてそうとうの勇気が必要なくらい。実の両親のことだって。思い出したくないことばっかり。


中1にもなってバカみたいじゃないか。


こんな弱くちゃ何も出来やしないよ。


すると私の携帯がなる。貴大からの着信だった。


「もしもし」


『もしもし?Aか』


「うん、で」


私は早めに用事を済ませたそうな素振りを聞かせた。


「俺家に弁当忘れたから、学校まで来れるか?」


「うん、わかった」


貴大の高校へ向かうことにした。ほかの学校など公共施設に行く場合、私の中学は制服じゃなきゃ行けない。セーラー服を身にまとい、ボサボサの髪を整えた。


「いってきます」


貴大のお弁当を持って家を出た。








貴大はいない。どこで待てばいいのか分からなくて焦る。どうしようもなくて。迷ってる私に一人の男性が話しかけてきた。


「どうしたの?」


彼は顔が整っていて、茶髪気味の髪質だった。背が高くて貴大と同じジャージを着ていた。男子バレー部だとすぐ分かった。


「花巻貴大を探してます」


「え?!マッキー?!」


着いておいで、と私は彼について行った。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
162人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

萌々子(プロフ) - お眠のねむさん» 書かせて頂きました!!ご愛読ありがとうございました! (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
お眠のねむ - いつか義妹チャンとマッキーが仲良くシュークリーム食べる画がみたいとおもった (2018年8月21日 15時) (レス) id: e0f075e31d (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - おもしすぎー!! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 雛ヒヨコさん» 本当ですか?!とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます!これからもキュンとしてくれれば嬉しいです( ´ω` ) (2018年2月21日 20時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:穀海* | 作成日時:2017年11月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。