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朝起きると朝ごはんと昼ごはんと夜ご飯の3食が冷蔵庫に入っていた。私は冷蔵庫を静かに閉じた。友達もいないから何もすることがなかった。いつもこうだ、貴大がいないと何も出来ない。
思いつくことも思いつかない。
ちょっと虚しくなってきて泣き虫な私は涙が出そうになった。学校のこととか、思い出すなんてそうとうの勇気が必要なくらい。実の両親のことだって。思い出したくないことばっかり。
中1にもなってバカみたいじゃないか。
こんな弱くちゃ何も出来やしないよ。
すると私の携帯がなる。貴大からの着信だった。
「もしもし」
『もしもし?Aか』
「うん、で」
私は早めに用事を済ませたそうな素振りを聞かせた。
「俺家に弁当忘れたから、学校まで来れるか?」
「うん、わかった」
貴大の高校へ向かうことにした。ほかの学校など公共施設に行く場合、私の中学は制服じゃなきゃ行けない。セーラー服を身にまとい、ボサボサの髪を整えた。
「いってきます」
貴大のお弁当を持って家を出た。
貴大はいない。どこで待てばいいのか分からなくて焦る。どうしようもなくて。迷ってる私に一人の男性が話しかけてきた。
「どうしたの?」
彼は顔が整っていて、茶髪気味の髪質だった。背が高くて貴大と同じジャージを着ていた。男子バレー部だとすぐ分かった。
「花巻貴大を探してます」
「え?!マッキー?!」
着いておいで、と私は彼について行った。
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萌々子(プロフ) - お眠のねむさん» 書かせて頂きました!!ご愛読ありがとうございました! (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
お眠のねむ - いつか義妹チャンとマッキーが仲良くシュークリーム食べる画がみたいとおもった (2018年8月21日 15時) (レス) id: e0f075e31d (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - おもしすぎー!! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 雛ヒヨコさん» 本当ですか?!とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます!これからもキュンとしてくれれば嬉しいです( ´ω` ) (2018年2月21日 20時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:穀海* | 作成日時:2017年11月29日 19時