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「Aちゃんだっけ?よろしくね!じゃんじゃん働いてもらうから!」
及川徹さんは私の手を握りにこりと微笑んだ。それに対して貴大が触るなと及川さんの手をはらう。私は首をかしげて重たい荷物を背負った。
正門だからか、人通りが多くて。私をいじめている子のお姉さんなのか、なんなのか。私を指さして嘲笑する。『あの子、すごい嫌な子なの。妹が言ってた』って。なんであんな子が及川さんの隣にいるの、って。
その人が言うと周りは私に酷く冷たい目線を送った。
「……A?」
心配そうに見つめる何も知らない貴大をよそに私はグッと手を握りしめた。
「どうした?」
「……なんでもない」
こんなふうに言われるのは慣れっこだけど、貴大にバレたら最悪だ。
「Aちゃん、行こう」
私の腕を強く優しく引いてバスに向かっていく松川さん。貴大は焦って、なんだよと口にする。私は引かれるがまま彼について行く。彼なりに、私を助けてくれたんだ。
けれど
周りは愚痴をやめない。むしろ、酷くなるばかり。
私の何を知って言っているの。私の何を聞いてそんなふうに言ってるの。私何もしてない。それなのに。なんで。
「ごめんなさい、松川さん」
小さく謝ると大丈夫だよ、って頭を撫でてくれた。
「おおい!松!俺の妹だぞ!」
「だからなんだよ」
「……いや、別に」
「やめて貴大」
真顔で答えるとちぇ、と言葉を選ぶのを諦めたかのようにいった。
「可愛くねえよな、松」
「そんなことねえぞ」
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萌々子(プロフ) - お眠のねむさん» 書かせて頂きました!!ご愛読ありがとうございました! (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
お眠のねむ - いつか義妹チャンとマッキーが仲良くシュークリーム食べる画がみたいとおもった (2018年8月21日 15時) (レス) id: e0f075e31d (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - おもしすぎー!! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 雛ヒヨコさん» 本当ですか?!とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます!これからもキュンとしてくれれば嬉しいです( ´ω` ) (2018年2月21日 20時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:穀海* | 作成日時:2017年11月29日 19時