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貴大side
目を覚ますと自分の部屋にいた。リビングにいたはずなのに。俺の額には冷えピタが貼ってあった。机にはまだ熱々と思われるお粥があった。床にはAが寝ていた。窓の外は茜色。夕日が沈んでいた。Aの頬が赤く染まる。
Aの目は腫れていた。
泣いたあとだ。
「本当、素直じゃねえなあ」
こいつが夜な夜な泣いてることも知ってるし、写真に返事書いたのも知ってる。俺のこと愛してくれてんだってことも分かる。
「可愛くねえやつだな。お前は」
俺はAを抱き抱える。あまりにも軽すぎる体。心配になった。まだ少し寒気がするも朝よりも良くなってる。Aのベッドに寝かせ、おやすみ、と言葉を吐いた。
俺の携帯にメッセージが残っている。
『お前妹心配させんなよ、疲れてんのはわかるけど。泣きながら電話してくるほどお前のこと愛してんだからお前も愛してやれよ。』
「くっそ、ムカつく」
俺は笑う。
「まじで可愛くねえ」
岩泉にありがとう、って文字を打った。
すぐに返信がきて『お大事に』と返ってきた。
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萌々子(プロフ) - お眠のねむさん» 書かせて頂きました!!ご愛読ありがとうございました! (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
お眠のねむ - いつか義妹チャンとマッキーが仲良くシュークリーム食べる画がみたいとおもった (2018年8月21日 15時) (レス) id: e0f075e31d (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - おもしすぎー!! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 雛ヒヨコさん» 本当ですか?!とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます!これからもキュンとしてくれれば嬉しいです( ´ω` ) (2018年2月21日 20時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:穀海* | 作成日時:2017年11月29日 19時