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Aside
「あぁそう。勝手に勘違いしてなよ」
「そういう奴だったのか」
黒尾が私を見た。
その目は冷たくていつものあの温かい感じではなくて。私を軽蔑するような。みんなそういう人なんだって私は言えるよ。この世界じゃ現場を見てないのに勝手に理論して自分のの考え押し付けて
その上で間違ってたら簡単に謝り出して。
こっちの身もしれよ。私の味方なんていない。貴大ももうあっちの人間だよ。なら私はここからでればいい。荷物を片付けて。
「わかんねぇよ…」
貴大は呟く。
貴大なんて消えちゃえ。
涙が溢れてきた。
貴大はもう私のなんでもない。本当にただの幼馴染みで何の確証もなかった期待も、貴大に注いだ愛情もき全消えてしまえと叫びたかった。いつにも増して声が出ない涙に、私は１人呆然と立ち尽くした。
きっとここに貴大がいるなら私を抱きしめてくれる。
私は部屋に戻ると全部片付けた。女バレの皆の部屋にただ紙を一枚置いて。汚くて汚れた字。溢れた涙で濡れてぐちゃぐちゃになった紙。愛用していた貴大からの誕生日プレゼントのボールペンをゴミ箱に入れて。
先生達に事情を話せば心配そうに私に何があったのか問いかけるけど私は横に首を振った。親御さんに迎えに来てもらう？と聞かれたが予備の金で帰れると言った。
先生達は最初反対をしていたけど
親に連絡をして家の近くの駅には母が来ると言うものだから私はそのまま帰った。家はそう遠くない。ここから約３０分もあれば家からの駅につく。家の近くの駅から家まで大体１０分程度。
つくづく面倒な私だと思う。メンタル弱くて強気なふりして馬鹿みたいだと思った。強く生きたいと思った。なのに誰かに頼ろうと必死にもがいた。だれもたせけてくれない理由ではなくてちゃんと助けてくれる人がいた。そのくせその助けてくれる人がいなくなるとどこか楽な道へと逃げる私。
メールでありさ達が心配してくれた。
私はありがとうと返信を返し目の前に止まる電車に乗った。
最終電車。
電車の中で寝息を立てる。
『××駅〜××駅〜』
流れるアナウンス。私は電車を降りた。
「A！アンタ！なんで帰ってくるなんて！」
「疲れた」
「はぁ？！か周りの人に迷惑かけて！……心配したのよ…！」
私を抱きしめる母。
私はすぐさま離れる。
「お疲れ様。A、辛い時は何でも相談しなさいよ。１人じゃないのよ。侑くんも治くんもいる。」
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萌々子(プロフ) - 玉ねぎになりたいさん» 確かに自分で作ってても蘭花ちゃんは性格に難ありですよね…。面白くできたらいいなと思っています！ありがとうございます！楽しみにしてて下さい！頑張ります！ (2017年8月29日 15時) (
レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎになりたい(プロフ) - 蘭花さん性格悪すぎません？読んでて夢主ちゃん相当きてるだろうなと思いました。 ここからが面白くなるところですね、楽しみにしてます!!頑張って下さい！ (2017年8月28日 22時) (携帯から) (レス) id: 9bc625a847 (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 絵里さん» 感謝感激ですよ！楽しみにしててください！頑張ります！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - 萌々子さん» 本当ですか？よかったです(o^^o)そんな、感謝だなんて！私が好きでやったことなのでお気になさらず。これからもこの作品楽しみにしてます！頑張って！！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: 70bd25ffca (このIDを非表示/違反報告)
萌々子(プロフ) - 絵里さん» ありがとうございます！！ボブでも構いませんよ！ましてや嬉しいです！本当にありがとうございます！感謝してもしきれません(●´ω｀●) (2017年8月7日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穀海* | 作成日時：2017年7月31日 16時
