空間 ページ27
京治を敷いた布団に寝かせました。
京治は顔を赤く染めていました。
「こんなにのぼせた人初めて見たよ」
そう言うと京治は『Aのせい』と言って
私の腕を握りました。
「もう寝よう」
私を引っ張って倒れた拍子に抱きしめられました。
いつもよりも温かかった気がしました。
私の額にキスを落とした京治は
私の耳元でなにかを囁きました。
うまく聞き取れなかったので、
「もう1回」
そう言って見れば
「嫌だ」
って返されました。
絡めた腕は離れて京治は私に背中を向けました。
寂しくなったから抱きしめました。
京治は可愛らしい顔で笑いました。
見えなくてもわかりますよ。
少しだけ背中が動いたので。
あくまでここはふたりだけの空間。
何をしても許される。
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萌々子(プロフ) - 黒虎さん» 嬉しいです!ありがとうございます!教えていただきありがとうございます!訂正いたします (2018年5月9日 21時) (レス) id: 7e27c0b7c2 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎 - 外部から失礼致します...とても面白い作品ですね^^*すみません、訂正なのですが二ページ目の誕生は誕生日ではないですか? (2018年5月9日 20時) (レス) id: 0f133f8305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:穀海* | 作成日時:2017年9月23日 21時