俺は姉が嫌いだ【赤葦京治】【川西太一】

嫌い ３ ページ3

私は高校３年生。

来年で卒業だ。

前は名門、白鳥沢学園の生徒だった。(中学から)

だから梟谷の問題は簡単だった。

まだ制服が届いていなくて、

白鳥沢学園の制服で行くことにした。

鞄を持って元気よく

「行ってきまーす！！」

「「行ってらっしゃい！」」

お母さんとお義父さんは私と同じく元気よく言ってくれたのだが

京治くんだけ、言ってくれなかった。

京治くんは私の後に行くとのこと。

私は歩きだした。

少し京治くんの事を考えてみた。

京治くんは私のこと嫌いかな。

……でも、ありえるよね。

私はお母さんの子供で京治くんの本当の姉ではない。

ましてや京治くんは１人っ子で、

姉なんていらないって思ってるかもしれない。

私、邪魔かな。

お父さんについていけばよかったかな。

と、その時、

「あれ？見ない制服だな！」

誰かに話しかけられて

「転校してきたんです！」

と返事を返すと特徴的な髪型の人と狐目のひとが私の顔を覗いた。

私は首をかしげた。

「いやいや、別になんでもねぇよ。可愛いなぁって！」

狐目の人は私の頭をなでた。

初対面なのにすごいなこの人。

私そこまでできないし、隣の特徴的な髪型の人はなんか眉間にシワよってるよ。

「あっ！俺の名前！木葉秋紀！３年だ！よろしくな！」

「よろしくお願いします！私は川っ…赤葦A同じく３年です！」






「「赤葦ぃ？！」」



「って俺は？俺空気？！」

と叫んでた木兎さんでした。

さっきちゃんと自己紹介しました。

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