だから後悔するんだよ！【白布賢二郎】 (ページ44)

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後悔４４ページ44

ピーッ

試合が始まる。

私はみんなの背中を見送った。

ピピーッ

「「「しゃぁあああああ！！！！！！！」」」

試合終了。

勝者、

白鳥沢学園。

勝った。

勝てた、

私は泣いて喜んだ。

そして、私達はコートを開けるため、

自分達のものを片付け始める。

まだ閉会式、授賞式がある。

みんなの金メダル。

私は今日だけマネージャーという、選手の事をあまり知らないのに

嬉しく思えた。

これで三年生は引退だ。

最後勝てて良かった。

すると、

「話がある、」

賢ちゃんに手を引かれ私は何処かに連れていかれた。

みんながニヤニヤしていたのはムカついた。

連れてこられたのは廊下のすみ。

「A、俺の言う事聞けよ。」

私は黙って頷いた。

賢ちゃんの顔は、いつになく真剣で、でもどこか焦りもみえた。

「A、俺がお前を幸せにさせて。」

「へ？！」

突然の告白で

顔を真っ赤にした賢ちゃんは

『聞くっつったろ？』って耳元で囁くけど、

聞くとかそういうの、ないから

嬉しいから

また、涙が溢れてきて

賢ちゃんが凄く焦ってる。

「私が賢ちゃんを幸せにするし。」

「だめだそこは俺で」

「私」

「俺」

「私」

「俺」

「私」

「俺」

これがずっと続いた。

後悔なんて、無いから。

end

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新作です！！

祝杯を。