だから後悔するんだよ！【白布賢二郎】 (ページ34)

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後悔３４ページ34

席から勢いよく立ち上がる私。

そして、白布の腕をグイッと引っ張った。

「ちょっとー？翠布さん？私と白布くんは！会話中！」

イラッとする。

白布はモテるからこういう事もあるはずなのに

いちいちヤキモチ妬いて、私ってバカ。

「会話中には見えないけど？ていうか、白布嫌がってんじゃん。」

「それならきっとあんたも今嫌がられてるよ！」

満面の笑みで私にグイッと顔を寄せる。

腹黒い目つきは私を押した。

こいつに白布を取られたくない！

すると、女子はグイッと白布を引っ張って

ギューッともっと抱きつく。

ウザイ。

私は白布の腕にしがみつき、

引っ張る。

「あのー？白布くん痛そうですよー？」

「アンタが離せばすむことでしょ！」

名前がわからないのでアンタという。

「……痛い……」

白布はすごく嫌そうな顔をした。

「あっ…ごめんねぇ白布くん。Aちゃんが私達との会話を遮「最初からお前と喋ってない」……え」

ふっ

ざまぁ

「抱きつくな。」

そう言って女子を引っぺがして

「なに？」

私の方へ向いて話し掛ける。

やっと話せる！

「全然話せないから寂しいの！！」

私は本心をいうと

教室中の全員が、

吹き出したらしい。

私はそんなこと知らないけど。