リスナー辞めます。

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Jn side









自分の仲間が




大事なやつが




あんなに落ち込んでるのを見てられなかった




今まで女の事で悩むことなんかいくらでもあった。


それでも俺は口を出したことはなかった



他人の恋愛、だからと。







でも今回は違う




こいつら2人に幸せになって欲しいって思った




だからあんな別れ方をした2人を許せなかった



１つのすれ違いでこんなになってしまった2人を放って置けなかった。









彼女はあいつを傷付けたくないがためにあの決断をした

自分を守るためにも。





彼女は辛かったんだと思う

誰にもそれを言えなくて

抱え込むしかできなかった

だからあんな決断しかできなかった




しょうがない、と言えばそれで終わるのかもしれない

けど、お互いの想いがすれ違ってるのを見るこっち側も辛かった。









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俺たちのこの再開はきっと偶然じゃない





このチャンスを無駄にしてはいけないと思った。





でも彼女にはちゃんと支えてくれる人がいた





彼女が本気で好きなのかはわからない


けどもう支えてくれる人がいた。









でも、もう一度話し合って欲しいと言った時


彼女は本音を言ってくれた。




忘れられてない、とまだ好きなんだと、



内心安心した自分がいた。









これで2人のすれ違いが終わると



ホッとした自分がいた。









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『チャンスをください、』






そう言った私。



もう逃げないと決めた



もしハッピーエンドで終われなくても



今のままでいるより全然いいと。









でも、先輩はどうしよう？


私がまだ先輩を好きになれてないと伝えたら


なんて言うんだろう。









そんな事を考えているうちに


すぐ先輩のところへ着いてしまう。









おかえり、と優しく声をかけてくれる先輩に軽く会釈を返す。








「詳しくは聞きたくないから聞かないけど、Aはこれからどうしたい？

前の彼の事、忘れられてないでしょ？

さっき何か言いかけてたけど、きっと本心じゃなはず。」







先輩には全てバレバレだった


まだ忘れられてない事


好きになれてない事









『…御免なさい。

私は先輩と、ちゃんと向き合うことできないです』









一層の事全部言ってしまおう



前に進むため。

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