�じ涵�side ページ43
五条「いやぁ、参ったよ〜。任務が忙しくてねぇ。来るのが遅くなっちゃった」
戸を開けて、少し手を伸ばせばバチっと音を立てて僕の手を弾く
五条「うんうん。結界も術式も問題なしだね。良かった」
五条「ていうか長時間術式展開してて疲れない？たまには休んで良いんだよ。この結界もパッと解いちゃってさ」
結界の張り方は分かったけど、結界の破り方は篁家でも分からないらしい。一度封印されてしまったもの、それを解く方法はまだ分からない。
五条「君はどうやったら起きてくれるんだろうね」
五条「ていうかさ、君に見せなきゃと思って撮った写真が溜まりすぎて僕の携帯の容量がそろそろパンクしそうだよ」
五条「多分Aビックリするよ。今はガラケーじゃなくてスマホっていうんだよ」
五条「僕の携帯がバカになるのが早いか....君が起きるのが早いか...勝負でもする？」
五条「....無視決めこまれてる僕ウケんね」
五条「まぁ慣れっこだけどね」
五条「絶対助けるから」
五条「また、元気な声聞かせてね」
ゆっくりと戸を閉めて、お堂を後にした。
五条「問題はないね。ありがとうAのこと」
僕が言うと葉鳥さんはゆっくり頭を下げた。
五条「じゃあまた来るよ」
長い階段を降りる前に目の前に広がった景色を見る。
この場所からいつか外に出る事を夢見た君は、この場所で何を思ってこの風景を見てきたのだろうか。
_____「会えて良かった」
最後に会った日。
そう言ってくれた。
優しい君が幸せになれる世界を作って待ってるから
もしまた僕に笑ってくれるなら
声を聞かせてくれるなら
僕からたくさん電話をかけるから
その時はちゃんと電話に出てね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 833人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごパフェ(プロフ) - 君死勿さん» 君死勿さん！そう言っていただけて嬉しいですありがとうございます😭読んで頂きありがとうございました☺️ (8月29日 21時) (
レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - ふゆねこさん» ふゆねこさん...！ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (8月29日 21時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
君死勿 - 京都弁も物語の書き方も何もかもが完璧で素敵でした…、号泣してしまいそうです・・・。 (8月29日 14時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 泣いた！すきですぅ、泣泣 (8月29日 14時) (レス) @page45 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - 翠晶さん» 翠晶さん！こちらこそ最後まで読んで頂きありがとうございます..！！ (8月28日 20時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごパフェ
| 作成日時：2023年8月19日 21時
