6.五条side ページ26
ケーキを食べた後はとりあえずブラブラするかってなって大きめのショッピングモールに来てみた
五条「Aさん、足しんどくない?」
五条「さっきからずっと歩きっぱなしだし....休憩していく?」
広場に置かれた椅子を指差す。
Aさんは焦りながら大丈夫と言っていたけど.....
五条「じゃあ....ちょっとAさんとゆっくり話したいから休憩していかない?」
少し申し訳なさそうに「ありがとう」と言って頷くAさん。
そのまま広場の椅子に腰掛ける
花屋じゃ話せなかった事を色々話してくれた
1人暮らしで最近引越しをした事、辛いものが苦手でお酒もそんなの飲めない事。
全部楽しそうに話してくれた。
その時、広場の大時計の鐘の音が鳴る。
3時というおやつの時間に鳴るように設定されている。
五条「僕の同級生にこの鐘の音が嫌いって言う子がいてさ___」
思い出したAの事を口にしながらAさんの方を見ると、全く僕の話は聞いていないような、ただじっと大時計を見つめている。
五条「....Aさん?」
五条「Aさん」
A「えっあっ、ごめん。もう一回言ってくれる?」
五条「いや....大丈夫?体調とか....」
A「ううん!全然大丈夫!あの時計凄く懐かしいなぁって思い出してて.....」
そう言って笑うAさん。
五条「.....ねぇそれって______」
A「あっ!知ってる?ここね有名なお店があったはず。行ってみても良い?」
その思い出は誰との記憶なのか。いつの記憶なのか。
もしかしたらそれは僕たちとの思い出じゃないのか。
口に出してそれはいつくらいなのか聞こうとした時、Aさんが僕の言葉を遮って立ち上がる。
五条「.....うん。行こっか」
A「ホント?ありがとう!」
Aさんは笑いながら僕の前を歩いた。
145人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごパフェ(プロフ) - ああさん» 読んでくださりありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです😌 (12月25日 12時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 今まだに読んだことのない転生(?)系の物語でなんだか感慨深かったです。 (11月10日 13時) (レス) @page36 id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - あずきさん» 他の作品も読んでくださりありがとうございます😭嬉しいお言葉もありがとうございます🙇♀️ (2023年1月30日 21時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 初めまして!1作品読んで、どんどん他の作品も読んでしまいました。これからも楽しみに更新待っています(*^^*)!! (2023年1月29日 12時) (レス) id: b7bea6132d (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - 蘆花さん» ありがとうございます😭嬉しいです!!!! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちごパフェ x他1人 | 作成日時:2023年1月27日 20時