行ってらっしゃいとかいう挨拶《呪術廻戦》

8.五条side ページ18

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星蔣体の護衛でしばらく花屋には行けなかった。
後味がいいものでもなかったし、しばらくは落ち着く時間が欲しかった。


A「いらっしゃい____あっ五条くん」


五条「..........」


俺に気付いてすぐに笑顔で声をかけてくれる。

A「大丈夫....？すごい疲れてるように見える」


五条「ちょっと忙しかったから....」

Aさんは俺を見て、心配そうに眉を下げて俺の方を見る。

A「しっかり休まなきゃ、風邪ひいたら元も子もないよ」

そう言って少し困ったようにニコっと笑う。


A「今日はね、このお花がすっごい綺麗だから、これ、持って行っていいよ」


A「常連さんだからサービスね」

そう言ってニカっと笑って秘密だよと人差し指を口元に持ってくる。表情がコロコロ変わる表現豊かなAさん。


俺が少し遠慮して受け取るのに時間がかかっていたら、俺の手をとって「学生なんだから遠慮しない！」と花束をつかまされた。


コロコロ変わる表情ひとつひとつがAにそっくりで、
やっぱり今日は来るのやめた方が良かったなとか思って。








泣きそうになった。

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