行ってらっしゃいとかいう挨拶《呪術廻戦》

9.五条side ページ29

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A「五条くん」


五条「Aさん」
公園のブランコに座ってたらAさんが来て僕に声をかけてくれる。


A「ごめんね、忙しいのに来てくれて」


五条「いや全然、いつでも行くよ」


A「ありがとう」

Aさんは少し笑ってからまた下を向いた。


A「花屋....ごめんね、私何も言わずに辞めちゃって」


五条「そんなの....Aさんには事情があるんだし、僕が止める事でもないから気にしないでよ」


A「転職するときは教えてって言われてたのにね」


五条「待って、それ僕が教師なりたての時に言ったやつじゃん。冗談だよ」

クスクス笑いながら言うAさんに僕も少し笑いながら返事をする。


五条「.......引越しって」


A「うん、私ここからいなくなるの」


その顔がたまらなく寂しそうで

五条「それって___」


A「悟」


五条「え」


今、名前_____


A「私、全部思い出したよ」

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