高専卒業後に姿消した同級生が上層部になってたんだけど《呪術廻戦》

❶五条side ページ11

五条「.......こんな事して良かったの？上層部なのに」


A「.................」


_____
_________数時間前
「今すぐ帰って来い」と硝子から連絡があって任務をすぐに終わらして飛んで帰る

医務室に行くと硝子とAがいた
五条「あれ？Aもいるの？」


硝子「あれを見てくれ」
硝子の目線の先には解剖台に横たわる悠仁の姿があった
体は冷たく息もない


五条「えっ？は？何どういうこと」


A「ごめんなさい」


僕に向かって深々と頭を下げるA


A「私は虎杖君が殺されるって知ってた」


A「だからっ....止めようって思って...」


A「行ったけど間に合わなくて....」


頭を下げたままポツリポツリと言葉を溢すA

五条「頭あげなよ....」


五条「....こんな事して良かったの？上層部なのに」


A「..............」
しばらくの沈黙。下を向いて口を固く結んでいる


A「.......私は私の正義を貫き通さなきゃ」

ボソッと放った言葉。それは僕がこの前言った言葉だ
その言葉で動いたのか....


五条「大丈夫、君のせいじゃない」


硝子「そろそろ良いか？解剖するぞ」


五条「役立てろよ」


硝子「誰に言ってんの」


僕らが解剖室を出ようとした時だった
悠仁「おわっ！？フルチンじゃん！！」


悠仁の声がした
後ろを振り返ると悠仁が起き上がっていつも通り動いている


横を見るとまだ背中を向けたままのA
そしてそのまま医務室を出て行く


名前を呼ぼうとした時
硝子「やめろ」


五条「何で」


硝子「1人にしてやれ」


虎杖「？？」

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