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「 …いつもの」
「 え?あ、うん」
ただひたすら走り続けた
たどり着いたのはいつも通ってるカフェ
ジフンを見た瞬間、堪えていた涙が零れてきて
「 ううジフナ〜」
「 ちょ、は?」
「 ごめん〜…」
いつもは甘酸っぱいはずのオレンジジュースが
今は何の味も感じられなくて、水を飲んでるみたい
「 はあ、いいよ好きなだけ泣いて」
「 ごめんよお、」
スンチョルのお父さんにああ言われ、
久しぶりにスンチョルと普通に話せて
テヒョンが社長だと知り、告白された
たった2日でこんなに大きな出来事が起こっても、
これらを受け入れられる心を持ってないんだけど。
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「 落ち着いた?」
「 うん、ごめんね急に」
「 いいけど。どっか行ってたの?」
「 パーティーにねちょっと」
ジフンに何があったのか話せと言われて
長くなったけど、これまでの事全て話した
と言うのも、ジスにバック渡したままだったから
オレンジジュースを払うお金がなくて、その代わり
「 ヌナとんでもないね」
「 私、平凡に生きていたいのに」
「 でもさ、ヌナ。そのテヒョン?って人には
自分の気持ちちゃんと伝えないと」
「 わかってるよ、」
本気だと言ってくれたテヒョン
あんな感じだけど優しい人って事も知ってる
だけど、その言葉に頷く事は出来ない
「 その裏切る?のはどうすんの」
「 出来るわけないじゃない」
「 そうだけど、何されるかわかんなくない?」
「 …まあね」
わかってる、それはよくわかってるの
だからと言ってはいわかりましたって言える?
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「 ここにいた」
ジフンが接客に戻って行ってしまい
一人で悩んでると近くで声がした
声の方に視線を移動させると、そこにはジスがいて
バッグ届けに来てくれたのかな
「 これ忘れ物」
「 ごめん、ありがと」
バッグを受け取ってジスを見ると
一点見つめで動かなくなっていた
「 ジス?」
「 あのさA」
「 ...なに?」
さっきの事を聞かれるんだろうけど
まだ何も答えらる状況じゃないよ。
「 外国にでも行く?」
「 外国?」
「 うん。1ヶ月くらい」
思っていた質問とは全然違ってた
いきなり何を言い出すんだこの子は
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米(プロフ) - アユさん» すぐに飛んできてくれてるんですか!? 有難い…夜中更新が多くて申し訳ないです涙 大量に書き溜め中なのでもう少しお待ちください♪ コメントありがとうございます! (2019年9月1日 11時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - いつも更新される度すぐに飛んできて読んでます!スンチが好きすぎる…更新頑張ってくださいね! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 9c8e9d59d3 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - さささ。さん» ありがとうございます!!私もさささ。さんの作品読ませてもらってます!真似したくなるだなんて…光栄すぎます!!お互い頑張りましょう!! (2019年8月14日 9時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます(´˘`*) とっても素敵な作品で 表現の仕方やらなにやら真似したくなっちゃいます(´∇`) 切なすぎて時々泣きそうになります。頑張ってください!!! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - 摩耶さん» コメントありがとうございます!切なくしすぎて私自身も心が痛いです…笑 (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4ef344cc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米 | 作成日時:2019年7月18日 19時