おまけすんちょる3

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怒ってるんじゃない


自分が哀れで、情けない。そんな意味の涙で








｢ なんでスンチョルが出てくるの…｣


｢ これでしょ？泣いてる原因｣






テヒョンのスマホの画面には、同じ記事が表示されていて

どうして私の周りの人は何でもお見通しなんだろう







｢ 今日はテレビ見ない方がいいよ｣


｢ どうして｣


｢ 会見があるから。見たくないだろうと思って｣


｢ 会見...？｣


｢ テレビにスンチョルが映るんだよ ｣






これらが、ここまで大きな事だと思わなかった。


記事になったり会見が開かれたり
わかってはいたけど、凄い人になってしまうんだ








｢ ...見ないでおく｣


｢ はは今日は素直なんだね｣


｢ いつも素直じゃない？｣


｢ あっうん｣






見ない方がいいと教えてくれても

やっぱり見てしまうのが人間なんだけどね。









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｢ いつか全部消えてくれるかな ｣


｢ ん？｣


｢ この気持ちも全部、気づけば消えてるのかな｣





Aと話したいからと言われ、歩いて帰る

空は暗くなっててネオンの光のせいで
月の光以外、何一つ星を見せてくれない。






｢ 寂しいのは今だけなのかもね。｣


｢ …A？｣


｢ あ、ごめん ｣






そのせいで本当は美しく輝いているはずの星も
まるで私の心のように真っ暗に見えてしまう。


この街の光が全て消えてしまえばいいのに








｢ 消したい事だけ消せばいいよ｣


｢ …え？｣


｢ 無理矢理何もかも消す必要ないと思うよ？｣






消したくないこと…







｢ …例えば ｣


｢ うん？｣


｢ 捨てたくないけど、捨てなければならない物があったら
テヒョンだったらどうする？ ｣


｢ …捨てなければならない物｣







私だったらきっと



捨ててしまう道を選ぶだろう。









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HAPPY S.COUPS'S DAY !!!



センイル番外編、Twitterに投稿してます
[ @komedis_17 ]

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