検索窓
今日:24 hit、昨日:18 hit、合計:294,721 hit

130 ページ30

.









「 頑張ってるのに全然こっちを見てくれない
オッパの頭にいるのはAさんだけ」








スンチョルの好きな子の方へと話が変わっていき

ただ一つ、気になる部分がある




スンチョルの頭の中にいるのは私じゃないのに。
勝手に勘違いされてしまっていた








「 何すれば私だけを見てくれるの?」


「 …その話は後で」


「 どうして?今じゃ言えない都合があるの?」






誰も気になる部分を訂正しようとしてくれない

すごい勇気が必要だけど、私が言うしかないようだ








「 あの、」


「 だいたいAさん、この前言いましたよね。
貴女にはそこら辺の男性がお似合いですよって」


「 … 」


「 住む世界が違うんですよ。わかってますか?」







次のターゲットは私に変わったらしい。

ここまで言われると訂正させてくださいなんて
気持ち的に、言うことなんか出来るわけなくて








「 怒り狂ってるところ悪いんだけど」


「 ジスオッパ?」


「 住む世界が違うAに告白した人
もしかしてサラン、誰か知らない?」


「 告白…?」







またジスに助けられてしまっている。

これから1ヶ月、誰にも迷惑かけないって決めてたのに







「 知らないんだ。皆知ってることなのに」


「 興味がないだけよ」


「 キムテヒョンだよ。サラン」








それだけ言い放つと、帰ろうと立ち上がる

帰り際にスンチョルの方を見たかったけれど
また一つ、忘れたくない事を増やすなんて出来なかった。









.









.









「 ごめんね嫌な気分にさせて」


「 大丈夫だよ。ご飯ありがとね」






予定では今から、ジスとしかできない昔話なんかを
長々とお互いに語り合うつもりだった。


だけど予定通りにいかない事もある








「 ジス、サランちゃんはパーティーであったこと
知らないわけないと思うんだけど…」


「 うん」


「 どうしてあんな事言ってたの?」






ジスがテヒョンの名前を口に出した瞬間

少しサランちゃんの顔が変わったように見えていた








「 サランはテヒョンが告白していた女の子を
Aだとは思ってなかったみたいだからね」


「 …え?」


「 気にすることないよ。誰なのかわからないくらい
あの時のAが綺麗だったってことだから」









一晩中


今日のスンチョルの顔をずっと忘れられずにいた









.

131→←129



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (308 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1345人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - アユさん» すぐに飛んできてくれてるんですか!? 有難い…夜中更新が多くて申し訳ないです涙 大量に書き溜め中なのでもう少しお待ちください♪ コメントありがとうございます! (2019年9月1日 11時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - いつも更新される度すぐに飛んできて読んでます!スンチが好きすぎる…更新頑張ってくださいね! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 9c8e9d59d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さささ。さん» ありがとうございます!!私もさささ。さんの作品読ませてもらってます!真似したくなるだなんて…光栄すぎます!!お互い頑張りましょう!! (2019年8月14日 9時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます(´˘`*) とっても素敵な作品で 表現の仕方やらなにやら真似したくなっちゃいます(´∇`) 切なすぎて時々泣きそうになります。頑張ってください!!! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 摩耶さん» コメントありがとうございます!切なくしすぎて私自身も心が痛いです…笑 (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4ef344cc0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年7月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。