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「 頑張ってるのに全然こっちを見てくれない
オッパの頭にいるのはAさんだけ」
スンチョルの好きな子の方へと話が変わっていき
ただ一つ、気になる部分がある
スンチョルの頭の中にいるのは私じゃないのに。
勝手に勘違いされてしまっていた
「 何すれば私だけを見てくれるの?」
「 …その話は後で」
「 どうして?今じゃ言えない都合があるの?」
誰も気になる部分を訂正しようとしてくれない
すごい勇気が必要だけど、私が言うしかないようだ
「 あの、」
「 だいたいAさん、この前言いましたよね。
貴女にはそこら辺の男性がお似合いですよって」
「 … 」
「 住む世界が違うんですよ。わかってますか?」
次のターゲットは私に変わったらしい。
ここまで言われると訂正させてくださいなんて
気持ち的に、言うことなんか出来るわけなくて
「 怒り狂ってるところ悪いんだけど」
「 ジスオッパ?」
「 住む世界が違うAに告白した人
もしかしてサラン、誰か知らない?」
「 告白…?」
またジスに助けられてしまっている。
これから1ヶ月、誰にも迷惑かけないって決めてたのに
「 知らないんだ。皆知ってることなのに」
「 興味がないだけよ」
「 キムテヒョンだよ。サラン」
それだけ言い放つと、帰ろうと立ち上がる
帰り際にスンチョルの方を見たかったけれど
また一つ、忘れたくない事を増やすなんて出来なかった。
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「 ごめんね嫌な気分にさせて」
「 大丈夫だよ。ご飯ありがとね」
予定では今から、ジスとしかできない昔話なんかを
長々とお互いに語り合うつもりだった。
だけど予定通りにいかない事もある
「 ジス、サランちゃんはパーティーであったこと
知らないわけないと思うんだけど…」
「 うん」
「 どうしてあんな事言ってたの?」
ジスがテヒョンの名前を口に出した瞬間
少しサランちゃんの顔が変わったように見えていた
「 サランはテヒョンが告白していた女の子を
Aだとは思ってなかったみたいだからね」
「 …え?」
「 気にすることないよ。誰なのかわからないくらい
あの時のAが綺麗だったってことだから」
一晩中
今日のスンチョルの顔をずっと忘れられずにいた
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米(プロフ) - アユさん» すぐに飛んできてくれてるんですか!? 有難い…夜中更新が多くて申し訳ないです涙 大量に書き溜め中なのでもう少しお待ちください♪ コメントありがとうございます! (2019年9月1日 11時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - いつも更新される度すぐに飛んできて読んでます!スンチが好きすぎる…更新頑張ってくださいね! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 9c8e9d59d3 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - さささ。さん» ありがとうございます!!私もさささ。さんの作品読ませてもらってます!真似したくなるだなんて…光栄すぎます!!お互い頑張りましょう!! (2019年8月14日 9時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます(´˘`*) とっても素敵な作品で 表現の仕方やらなにやら真似したくなっちゃいます(´∇`) 切なすぎて時々泣きそうになります。頑張ってください!!! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - 摩耶さん» コメントありがとうございます!切なくしすぎて私自身も心が痛いです…笑 (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4ef344cc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米 | 作成日時:2019年7月18日 19時