おまけすんちょる3

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｢ 人の心をお金で買えるものなら買いたい ｣






そうすれば、自分の思惑通りに出来るもんね。






｢ 好きにさせたければ好きにさせて、
反対に嫌いにさせたければ嫌いにさせられる。｣






相手がロボットになってしまうんだから

自分の描いた未来なんか簡単に創れる。






｢ でもそれだと何にも楽しくないと思いませんか？｣


｢ どういう意味ですか、？｣


｢ 創り上げた一つの道の上しか歩けない。
相手と一緒に乗り越える大きな壁も存在しない｣






ちょっとしたすれ違い

ちょっとした喧嘩



自分にとって都合の悪い出来事は望むはずがない。







｢ サランさんはスンチョルの一番近くにいられる
最高のポジションを持ってるじゃないですか ｣


｢ … ｣


｢ 私のこと羨ましいって言ってくれましたけど、
私はあなたが世界で一番羨ましいです。」


｢ それって、｣


｢ 偉そうなこと言ってごめんなさい。忘れてください｣







自分で言ったことに耐えられなくなって
早足でお店から出て行く




" 羨ましい "

案外早くこの言葉を使うことになった。





この話をジスにしたら、馬鹿じゃないのって
いつもみたいに怒ってくれるかな。









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｢ もしもし？｣


『 A？ちょっと来て！』


｢ 丁度良かった、私も話したいことがあるの｣





噂をすればかかってきたジスからの電話

あと何回、こうして人に頼れるのだろうか。







『 え？あ、とりあえずすぐ来て！』


｢ わかったけど、なんかうるさくない？｣


『 来たらわかる！A早く！』





居酒屋のような騒がしさが電話の向こうからして

ジスはそんな所には行かない人なんだけど…




疑問に思いながら、教えられたお店へ向かう





目的地に誰がいるかなんて知らずに








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