ウォヌくん私を見てください

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ティッシュをくりくりって巻いて
渡してくれるウォヌくん優しい


宝物にさせてもらうね







｢ ウォヌくん ｣


｢ なに ｣


｢ 色々考えてみてるんだけどさ、そもそもウォヌくんが
どんな人なのか知らないから何もわかんなくて ｣


｢ うん｣


｢ だから、難しい課題でした。｣






これ以上考えてみたって

いつまで経ってももう少し時間があればで
済まされるような気しかしなくて



それならいつも通りの台詞を言って

この気持ちとお別れしたい。




なんでも諦めないって難しすぎる








｢ ウォヌくん！明日世界からゲームが消えたらどうする？｣


｢ 一緒に消える ｣


｢ わ、いいね！私も一緒に消える！！
だから友達になろ！！｣







最後のチャンスをこんな形で終わらせて

後から最高級に後悔しまくるんだろう









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｢ いいよ ｣









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｢ はは、酷いな〜また断られ… え、｣


｢ いいよって言った？！｣






聞き間違いにしてははっきりと聞こえたけど

いいよって言ったよね、いま






｢ 言った ｣



｢ 本当に？！今ので友達なりたいって思ってくれたの？！｣


｢ そうなるね ｣


｢ どうしよう飛び付きたいくらい嬉しいえええ｣


｢ うん、やめて。投げ飛ばすよ ｣






何に対してそう思ってくれたのか気になるけど

興奮しすぎて聞いた内容忘れそうだから今度






どうしよう

友達になれた


あのウォヌくんと







｢ じゃあ、私達今から友達？｣


｢ やめる？｣


｢ やめない！！絶対やめない！！｣







何の考えもないままだったけど、言えてよかった

これからは正式にウォヌくんの友達だ



お母さん、今日はお赤飯だよ万歳







｢ もっと感動したい所だけど終わっちゃったね ｣


｢ 戻る ｣


｢ ああ待って！一緒に戻ろ！！｣


｢ 嫌なんだけど ｣


｢ だめ！友達なら一緒に行動！！｣








これから沢山お互いの事を知って

深い愛を育てていきたいと思います。()







｢ お前と一緒にいるって言ってみて！｣


｢ 調子乗るなよ、鼻血女 ｣








なんというか、既に恋人になった気分









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