ウォヌくん私を見てください

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多分期待した人多いんじゃないかなと思う

ハニくんが買ってくれるんじゃ、、？と





そこまで少女漫画みたいな事は起こらないよ





｢ 言っとくけど自分で買えよ｣


｢ わかってますよ！だから財布出しました！｣








彼曰く、俺以外の男と出掛けるための服は
絶対買いたくない主義らしい。



意味がわからん







｢ 俺とデートならいくらでも買うのに｣


｢ いつも遊んでるけど買ってくれないよ｣


｢ あれデートじゃないし｣





とまあこんな感じで自分で買いました。









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｢ ん、？あれウォヌくん？｣






ハニくんが1人でどっか行ってる間人間観察してたら
ウォヌくんを見つけてしまった







｢ 隣にいる人誰？｣


｢ ここから遠い学校の制服だよね｣


｢ もしかして元カノ、？｣






確かに私とは全然反対の子だ



すごく綺麗で、細くて、上品な感じで
大人っぽさが痛いほど伝わってくる。





｢ あの人がウォヌくんって決まったわけじゃないし…｣


｢ そもそもあの子が元カノかどうかも…｣






考えたら考えるほど息苦しくなる









｢ わっ｣


｢ 嫌なら見るなよ｣


｢ ハニくん、｣


｢ 帰ろ。送る｣


｢ 送るって、家隣だけどね｣


｢ だからだよ。隣じゃないなら送らない｣


｢ そういう所可愛いくないよね｣







見たくないものって目を逸らしたいのに
なぜかずっと見てしまって



目隠しされなかったら、2人の姿が消えるまで
ずっと見てたと思う。









｢ そのテンション何？｣


｢ えー、別に普通だよ｣


｢ 何見てたか知らないけどさ、テンション低いお前
どう接していいかわからないからやめて｣


｢ そんなにテンション低い？｣


｢ うん。気持ち悪いくらい｣




口開くとどんな状況でも悪口出てくるんだね。









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｢ いいこと教えてあげようか｣


｢ いいこと？｣


｢ うん。明日最高に楽しくなる｣


｢ なに？｣





期待はしてません


こういう人の言ういいことってろくなやつじゃない


ミンギュがいい例だ。








｢ ウォヌに、今日の服ハニくんが選んだって言ってみて｣


｢ え、なんで？｣


｢ 理由は教えない。けどいい事あるよ｣


｢ 逆に悪いこと起きそうなんだけど｣


｢ 信じて言ってみて、わかった？｣








全然いいこと起きる予感しない。









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