90 ページ40
.
開いた口が塞がらない
大変な事をしでかしてしまった
「 す、すみません!」
「 うわ…最悪」
真っ白いTシャツに広がっていくコーラのシミ
それも、私の服ではなくて目の前の男性のもの
「 どうしてくれんの?これ」
「 どうしよう…弁償します」
ぶつかって来たの貴方じゃん…
なんて服を汚してしまったから、言えない。
「 弁償?」
「 同じものを…」
「 いやいや馬鹿じゃないの君」
「 …はい?」
こんな事になるなら、映画観てればよかったと後悔
「 これそこら辺の安い服じゃないんだよね」
「 えっと」
「 100万すんの。何、君弁償できる?」
「 ひゃ、ひゃくまん?!」
更に開いた口が塞がらない
だいたい、100万の白Tって存在するの?
どんな素材使ってるの。ダイヤモンドで出来てるの?
「 まあ、ここまで汚されるとねえ。
優しく許すわけにもいかないんだよ」
「 …100万」
私の全財産を思い出す
どう考えても、100万なんて払えない
払ったとしてもお先真っ暗は確実だ。
ジスに相談する?いやいや、流石に出来ない
「 金だけ返してくれればいいから」
そのTシャツが、本当に100万するかもわからないで
お金だけ渡すのはなあ…
人も集まってきちゃったし、どうしよう
「 少し時間をください」
「 あー返せない?なら体で返してよ」
「 体…?」
「 言いたいことわかるよね?」
冗談じゃない。誰がこんなおじさんに
と言っても、方法はそれしかないのかもしれない
どうするべきなのか。どうしたらいいのか…
.
「 体で返してくれる?」
「 わかりま…」
それしかないと決心した時
横から手が伸びてきた
「 100万必要なんだ、おじさん」
「 なんだお前は」
「 これ好きなように使っていいよ。
100万以上入ってるし、これで満足?」
その手にはゴールドのカードが持たれていて
それ、スンチョルとかジスが持ってるやつだ
「 大人を馬鹿にしてるのか」
「 お前こそ、この子の事馬鹿にしてんの?
その服が100万もするって騙してさ」
「 だ、騙してなんか」
「 だったら案内してよ、それ買った店に」
ゴールドカードの持ち主の顔を見た時
3回目、開いた口が塞がらなくなった
もう顎が外れてしまったのではないか
.
1158人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
米(プロフ) - ソンヒョンジュンは神さん» コメントありがとうございます! もっと面白いと思っていただけるように頑張りますね! (ヒョンジュンくん可愛いですよね…! (2019年7月17日 15時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
ソンヒョンジュンは神 - ほんとに面白い!!続きめっちゃ気になる!! (2019年7月15日 22時) (レス) id: 2c301e69d6 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - エイサシさん» 米も、スンチョルくんが幸せになってくれる事を願っています… (2019年7月14日 22時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ - クプス、、もう号泣です、、、 (2019年7月11日 22時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - よつばさん» 本当、あのパートは神だと思います笑 あの髪型がドストライクでして… 納得していただけて嬉しいです!ありがとうございます^^ (2019年7月8日 21時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:米 | 作成日時:2019年6月24日 21時