おまけすんちょる

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｢ だめ？｣


｢ だめ｣


｢ 頼めるのAしかいない｣


｢ それでも嫌だ｣







見ての通り今私は、必死に断っている


人にこうしてお願い事するジスはレアだから
この人本当にジスなのか疑ってる所






｢ お願い ｣


｢ 何で一般庶民が金持ちのパーティーに行くの｣


｢ 隣歩くだけでいいから｣


｢ それが嫌だって言ってんの｣






明後日開かれる金持ちのパーティーに付き添えと
朝会った瞬間からずっと言われている


そんな一生縁のない場所に行く程私は暇してない







｢ ドレス着れるよ｣


｢ 子どもじゃないし｣


｢ はあ。何したら来てくれる？｣


｢ 何しても来てくれない｣







そもそも今まで一度も…あ、一回だけあるか
それでも全く誘って来たことないくせに



どういう風の吹き回しだろう







｢ 何で私を誘うの｣


｢ 早く帰りたいから｣


｢ なにそれ｣


｢ Aがいたらそれ理由にして早く帰れる｣


｢ 具体的な理由ないの｣


｢ この子具合悪そうなんで帰りますって｣


｢ ああ、なるほど｣







なるほどしちゃったよ馬鹿


この人がパーティー嫌いなのは知ってるけど
だったら本人が行かなきゃいい話じゃん。









｢ 流石に5回連続欠席はさあ｣


｢ 付き合いって大変だね｣


｢ だからお願い｣


｢ わかったけど、その後焼肉だからね｣







色々お世話になってるのは事実だから
本当に死ぬほど嫌だけど恩返しということで



入って5分で具合悪そうにしよ








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｢ オレンジジュースください｣


｢ おまけ強制的に渡すよ｣


｢ 絶対要らない｣






チェスンチョルと会ってから悩みが増えた




何気にこの人の事が気になるし他の意味で
ジスからのお願いに溜息つくし








｢ どうしてくれるの｣


｢ なにが？｣


｢ 悩みが多いの最近｣


｢ へえ｣







聞いといてその反応はないだろ

あなたも原因の一人なのに






｢ 相談のろうか｣


｢ 大丈夫です｣


｢ おまけ貰うか話すか｣


｢ どっちも選びたくない｣


｢ 選ばないならこれからジュースあげない｣





子どもじゃないんだから

ジュースあげないって可愛いとか思ったじゃん






｢ じゃあ話す｣


｢ お、うん｣


｢ 距離が近い｣







近すぎてびっくりしたけど改めてこの人イケメン









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