おまけすんちょる

37 ページ37

.








…はい？








｢ け、結婚？｣


｢ うん｣


｢ ジス聞いてた？結婚って言ったよねこの人｣


｢ 言ってた｣







大丈夫だろうか、この人は


確かにスンチョルと結婚したら楽だけどさ
家事しなくていいし、働かなくていいしお金あるし







｢ はは、冗談だよ｣


｢ ですよね ｣


｢ ちょっと本気だけど｣


｢ はいはい、一瞬夢を見させてくれてありがとう｣






お金持ちとの結婚…悪くないかもしれない



ああでもダメだ。私には絶対耐えられない
金持ちの男は高確率で変人が多い


現にそうだから言いきれる。





思い返せば、花より○子の道明寺くんも
なかなか変わったキャラクターだった







｢ でもそこそこお金持ちと結婚したいな〜｣


｢ 結婚相手が可哀想｣


｢ やーホンジス、それはどういう意味かな｣


｢ 褒めてるよー｣







おっと


スンチョルの前でこんな話するの良くないかった







.









.









｢ じゃ、また明日来るね｣


｢ あーうん｣


｢ 本当ごめんね。ジス変な奴だから｣


｢ Aの前だけだよ多分｣







いつもなら2時間くらいカフェに居座るけど

今日は一人じゃないから、たった1時間だけ








｢ だったら全力でやめて欲しいな｣


｢ さっきの話、考えておいて｣


｢ さっきの話？｣


｢ そ、結婚の話｣






待てよ、あれは冗談って言ってたよね







｢ え、その話は…｣


｢ 騙されやすいね、本当｣


｢ 心臓に悪いからそういう嘘やめて｣


｢ へえ。でも何で心臓に悪いんだろ｣






私に言われても知るわけないじゃん

自分でも理由がわからないんだから




スンチョルがあの馬鹿な発言した時と今
なぜか心拍数が上がる気がするの







｢ 私も知りたいよそれ。じゃ、行くね｣


｢ あ、A｣


｢ ん？｣


｢ 明日は一人で来て｣


｢ そのつもりだけど…どうして？｣






一人より人多い方が店的にはいいだろうに

まあそんな事、スンチョルは考えないんだろうけど







｢ 今日はホンジスにAと話す時間とられたから｣









ほらまた、心拍数が上がってる









.

38→←36

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す