おまけすんちょる

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｢ ここは？｣


｢ 昔一度だけ家族と来た所｣







2時間くらいかけて来た所


韓国にこんな場所があったなんて…知らなかった









｢ 初めて来た、私｣


｢ ここ朝から夜までずっと景色最高｣


｢ うんうんそんな感じする｣


｢ 初めて人連れてきた。家族とは来たけど｣








そこは、海と遠くに微かに見えるソウルの街、夕日
どれが主役なのかわかんないくらい、凄く綺麗



きっと、スンチョルにとって思い出の場所なんだろう








｢ よく来るの？｣


｢ まあね。嫌な事があった時とか｣


｢ スンチョルは沢山居場所があって羨ましい｣


｢ ないよ。全く｣






あるよ、沢山


あなたが気づいてないだけで本当に沢山ある







｢ 私も居場所の中の一人｣


｢ Aが、？｣


｢ うん。辛くて逃げたくなったら、私が話聞くから｣







スンチョルの場合、どこまで助けられるかわからない


家の事とか絡んでたら私じゃ何も出来ないから








｢ ありがとう、A｣


｢ 友達なんだから当たり前だよ｣








気づけばもう日は落ちていて

だんだんと暗くなってきた空





時間が過ぎるのがあっという間に感じたのは
それだけ私が楽しんでたからだろう。









｢ Aに残念なお知らせ｣


｢ なに？｣


｢ 明日ジフン休み ｣


｢ え、聞いてないそれ｣


｢ あいつは自分から言わないだろ ｣


｢ 休むなよあの野郎…｣







今日食べたウジスペシャル食べたかったのに








｢ 俺作ってあげようか｣


｢ スンチョルが？ああ！そうだよ！｣


｢ 前褒められたし｣


｢ 褒めた！じゃあウジスペシャルよろしくね！｣


｢ ウジスペシャル？｣








そうだ。スンチョルはジフナのオレンジジュースと
全く同じ物を作れる数少ない人の中の一人だ




おまけにソフトクリームのせてもらおう。









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