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イブの来訪者 ページ28

「わ〜ここか。」
荷物を抱えてやって来た、この辺りでは見かけなかった、綺麗な顔をした少年。階段を上ってインターホンを鳴らすと、中から聞こえてくる足音に合わせて心臓がドクンと慌ただしく動く。
「あ、こんにちは。」
「…あ、え、っと、…こ、こんに、ちは。」
ドアを開けたのはミファ。何度も心の中で挨拶の練習をしたのに、何だか歪になってしまって、顔を赤くしながら彼を招き入れ、彼もぎこちなく歩く小柄なミファを追う。
(この子も緊張してるのかな。)
全く新しい環境で過ごすことになる彼は、ミファの自分より緊張していそうな様子に笑みを浮かべる。
「ちょ、ちょっと、ユンギヒョン、服は着てください…。」
ミファの視線の先には、パンツ一枚で立つユンギの姿。ミファは小声でユンギに注意して少年の方へ振り向く。
「あ、自己紹介がまだでしたね。チョンホソクです。今日からよろしくお願いします。」
礼儀正しく頭を下げたホソク。ミファも深々と頭を下げ、ホソクの顔をチラチラ見る。
「えっと、君は?」
「か、カム・ミファです。よろしくお願いします。…荷物、こっちにどうぞ。」
鞄の一つを持ち、寝室へ案内するというミッションを終えたミファ。ホソクはその彼の隣に並んで立ち、小さな頭の旋毛を見下ろす。
(何歳だろ…小学……いや、中学生くらいか…?)
実際、寝室にはミファのブレザーが丁寧に掛けてあり、ソウルにある通う中学生であることが分かる。
「あの、ちょっと散らかってるので、掃除機、かけますね。」
「あ、俺も手伝うよ。」
部屋を出るミファに続いてホソクもついて行くと、ミファは緊張した様子でぎこちなく歩き、掃除機を持ってきてコンセントを入れる。
「ホソクさん、あ、あの、ゆっくりしててください。移動で、疲れたんじゃないですか。」
振り返ったミファは、ホソクをベッドに座らせ、掃除は自分ですると言い、無造作に落ちていた誰かの服を拾ったり、意外と大きい音を立てる掃除機で床を掃除するのだが、その手際の良さに感心する。
「お母さんみたいだね。」
「…僕、ですか。」
「さっきの…ユンギさん、にも注意してたし。」
ミファはそう言われて、少し笑みを浮かべている。
「ヒョンたちは、かっこいいけど私生活はちょっとだけ抜けてるんです。」
「そうなんだ。ミファはいい子だね。」
急に褒められて、やっぱりわたわたしてしまうが、頬を赤くしてありがとうございます、と言った。

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テェギ(プロフ) - 柚木さん» 自傷の跡がめちゃくちゃすきです (2018年7月2日 19時) (レス) id: 59032997b8 (このIDを非表示/違反報告)
柚木(プロフ) - テェギさん» ありがとうございます私も愛してます愛してる世界... (2018年6月12日 14時) (レス) id: 1bbb38c60f (このIDを非表示/違反報告)
テェギ(プロフ) - 柚木さん愛してます愛してる世界 (2018年6月12日 7時) (レス) id: 59032997b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木 | 作成日時:2018年6月11日 20時

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