キミがくれたもの。2 (ページ6)

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帰宅ページ6

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病院ではやちゃんと話してる間に事務所に行ってしまった蓮くん。

私ははやちゃんに送ってもらい、コンシェルジュさんにも事情を話して骨折の期間は私の付き添いの人はいちいち申請がなくても通してもらえることに。

エレベーター直結の玄関がこれ程便利に感じたことがない。

結木マネ「…初めて入ったけどすごい家だわ」

「ふふっでしょ？」

はやちゃんに支えてもらいながらリビングのソファに到着。
これだけでも重労働…ほんとに芸能活動やっていけるのか笑

結木マネ「スケジュール。ちょっと調整してまた連絡いれるから。」

「うん。ありがと、はやちゃん」

結木マネ「雑誌はしばらく無理だろうし、ドラマはトリリオンゲームが車椅子の役で不幸中の幸い？笑もちろんイベントは続行するつもりだろ？」

「雑誌はそうだよね…インタビューとかなら受けられるからそういうのは全然引き受けて！ドラマはほんとに車椅子に乗らないと撮影できなくなるなんて思ってもみなかったから笑イベントはもちろん。地方もできる限りはそのまま行きたいな。」

結木マネ「わかったよ。とりあえず明日はオフ。撮影してから怪我して病院行ったり疲れたでしょ。ゆっくり休んで。」

「うん。ありがと」

結木マネ「またスケジュール以外でもなんか進展あったら連絡するから」

「ごめんね。色々めんどくさいことになって」

結木マネ「それがマネージャーだから。気にするな」

「うん。」

はやちゃんも帰ってシーンと静まり返った部屋。

「蓮くん…大丈夫かな」

とりあえず壁を伝って見たり、松葉杖をつかったり、キッチンに椅子を持っていって今朝残したままの洗い物やこのあと帰ってくる蓮くんと自分の遅くなった夕飯作り。

椅子もキャスター付きだから動きやすくて便利。これ足治っても使えそう笑

蓮「ただいま。A？いる？」

「蓮くんおかえり〜」

蓮「大丈夫？」

「うん？なんてことないよ笑」

蓮「え、もしかして料理した？」

「あ、2人とも夜ご飯まだだったから簡単にだけど…」

蓮「ほんとに無理しなくていいから。」

「無理なんてしてないよ笑みて！このキャスター付きの椅子での移動笑」

蓮「…ふふっ」

「蓮くんのせいじゃないからね。この足だっていつかは治るんだから。」

蓮「…ん。」

納得いってなさそうな蓮くんだったけど私も逆の立場ならこうなるよなって。

「ご飯！食べよ！」

だから考えすぎないように普段通りの私でいることにした。