キミがくれたもの。2 (ページ4)

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緊急会議ページ4

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Ren side

チーフに連絡をいれて急いで事務所に向かった。
慌てふためくチーフと他マネージャー陣と会議室に入った。

俺らだけで話すことも考えたけど、今回の標的はAだっただけで彼女が所在不明な以上今後メンバーに何かあってもおかしくない。とりあえず他メンバーに接触してくる可能性もあるからリーダーである岩本くんとSnowManを1番わかっているふっかさんにだけ話そうということになった。

岩本くんとふっかさんを待つ間もAが心配でたまらないしあいつへの怒りで悶々とする俺。

少ししてきっと急いで来てくれたであろうノーメイクに伊達メガネをしたふっかさん、ジム終わりでシャワー後なのか若干髪が濡れたままの岩本くん。

「岩本くんもふっかさんもこんな時間にすみません。」

辰哉「いや俺ら、まだなにも知らないから」

照「これなんの集まりなの？」

チーフ「……まず、岩本、深澤、急な呼び出しにも対応してくれてありがとう。」

辰哉「いえ…」

チーフ「実は藍良さんのことで話がある。」

照「あぁ…」

チーフ「俺たちも話を聞いて動揺しているのと、今後については相応の話し合いや対応もしていかないといけないことになった。」

辰哉「…ん？ちょっと待って？どういうこと？」

チーフ「…みんなからも色々不安視されてたが、俺らも彼女にマネジメントをお願いしたりしていたままで、主に彼女は今ドラマ撮影に入った目黒についてもらってたんだけど…」

「…」

チーフ「情報としては解禁されてないからこれは口外厳禁で、そのドラマに結木さんも出ることになっているんだ。」

辰哉「…！？まじ！」

照「ふっか…」

チーフ「………それで、藍良さんはSnowManの中でも特に目黒にその…思い入れが強かったというか」

照「恋愛感情みたいなものですよね。」

チーフ「…まぁ」

辰哉「……まさか」

チーフ「結木さんに対して挨拶を無視したり…目黒が出入りしてるからマネージャーの自分もという解釈で彼女の楽屋に入ったりもしていたそうなんだ。」

照「…うわ…」

チーフ「それですめばよかったんだけど…」

説明しないといけないことだから仕方ないのだけど…まわりくどくて

「……突き落としたんです」

照「突き落とした？」

「階段から」

辰哉「…は」

「藍良がAのことを階段から突き落としたんです。Aは全治約半年の骨折です。」

守れなかったことが悔しくて涙が溢れそうになった。