キミがくれたもの。

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痛みで一瞬飛びかかってた意識だけど、はっ、と目が覚めた。


「いっっ……はぁはぁ」


足は痛いまま。

そっか…スタジオの階段から落とされて…
蓮くん…どこ……はやちゃん…

スマホ…


なんとか転がってたスマホを手繰り寄せて時間を見ると多分落とされてから20分くらい。

蓮くんもはやちゃんもきっと待ってる。
でも、動けそうにない…

連絡して来てもらおうとした時








蓮「……………………A！？」

結木マネ「………………A！！！」





遠くから聴こえる2人の声。





「……蓮っっ……ぃた………蓮くんっ！！！はやちゃん！！！」




2人に届いたかわからない。
でも足の痛みに耐えながら必死に叫んだ。





「蓮っっ……助けてっ……」




震える声で呼んだとき。



蓮「……！？A！！！？」

「蓮っ……」

蓮「勇斗さん！！いました！！！」


多分近くにいて一緒に探してくれてたはやちゃんにも声をかけたあと階段を駆け下りて来てくれた蓮くん。



蓮「A？？どこ痛い？？なに？ここから落ちたの？」

結木マネ「A！！！」

「足っっ…足が……痛い。」

結木マネ「とりあえず救急車…」

「だめっ…スタジオに救急車なんて…大事になっちゃう…」

蓮「いや、でも…」

結木マネ「…分かった。目黒さん。Aのこと抱えて運んできて貰えますか？車で行きましょう。」

「…ありがと、はやちゃん。」



とりあえずそこらじゅうに散らばってるカバンからでた荷物をはやちゃんがかき集めてくれてカバンも持ってくれた。
私は蓮くんに抱えられ点検作業の終わってたエレベーターで駐車場へ。

はやちゃんの運転する車に乗り込んで病院へ。



「…っ……いたっ…」

蓮「なんで階段から…」



まさか自分のマネジメントをしていた人自分の妻を落としたなんて知ったら…

とりあえず今はこの足がどうなっているのか…その事で精一杯だった。









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病院についてはやちゃんが先に説明をしに行くと裏口を開けてくれ、看護師さんが車椅子を用意してくれた。

蓮くんに車椅子に降ろして貰ってそのまますぐに検査。








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結果は









医師「……骨折ですね。」

「骨折…あのどのくらいで治りますか」

医師「絶対安静で早くて3ヶ月…大体の人は約半年…といったところですかね。」

「半年…」


これからイベントもあるというのに…

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