キミがくれたもの。

お家 ページ12

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発表するまで…というかほんとに今日までは別々に住んでた私たち。

今日に合わせて入居をすることにはなっていて、私は妹とママに、蓮くんは弟さんとお義母さんに荷物の搬入などを頼んでいて、今から帰るのは新居。


「内見でも素敵なところだったけど、ほんとに住むってなんか緊張するね」

蓮「ちゃんと毎日帰ってきてよ？」

「蓮くんこそ！！」


蓮くんの運転する車の助手席に乗ってこんな話をする時がくるなんて。

新居は都内のタワーマンションの一室。
戸建ても迷ったものの、もし、今後2人の間に子どもができたりした時にマイホームを持とうと話し合って決めた。


蓮「よし。着いたよ」

「運転ありがと」

蓮「いーえ。」


セキュリティもバッチリで顔認証した人のみしかエントランスを通ることが出来ない。コンシェルジュさんもいて、来客とかは事前にこちらが申請し、対応などをしてもらえる。


コンシェルジュ「おかえりなさいませ。目黒様。」

蓮「来客があったかと思うんですが…」

コンシェルジュ「お荷物の搬入で4名の方お通し致しました。2時間程でお帰りになられてます。」

蓮「ありがとうございます。」


ママ達には本当に荷物をただ運び入れて欲しいとお願いしていて。大きな家具とかは私たち2人とも明日明後日とオフを貰ってるから全て配送に任せてある笑


エントランスとロビーを通過して。エレベーターはホテルのようにカードキーをかざすと途中で扉が空くことなく自分の部屋の階、玄関直結に止まる構造。

各階4部屋しかないこの高級マンション。
鉢合わせることもないようにエレベーターも4台
自分の部屋にいくにはエレベーターも決まってるから間違ってカードキーをかざすとエラーになる笑笑


蓮「ねえ、どれだっけ笑」

「これ笑」


そしてそんなエレベーターをいつも忘れる蓮くん。

エレベーターに乗り込み部屋について中に入る。


「わぁ笑笑」


玄関こそ何でもなかったけど、リビングには積まれたダンボール達。食器とかの小物も明日一緒に買いに行く約束をしてるから、このダンボール達は私の歴代の台本とか、賞の盾とか…
そして大半はお互い服が好きすぎて何箱分にもなってしまった服のせい。


蓮「Aの多くない？」

「そう？？蓮くんも思ったよりあったね笑」


2人それぞれで荷解きをし、新居生活がスタートした。

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