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あの後、泊まるわけにはいかないからって蓮くんは私の眠ったあとに帰宅。
また朝一から病院に来てくれて2人で結果が出るのを待った。
お昼を過ぎたくらいに看護師さんがきて、結果がでて先生からお話があるので診察室へと案内された。
点滴のおかげか37度前半まで熱も下がり、蓮くんに車椅子を押してもらって2人で診察室へ向かった。
先生「こんにちは。松田Aさん…ですね」
「はい」
先生「こちらの方は…」
先生が言うのは蓮くんのこと。
なんて答えるべきか迷っていたら…
蓮「彼女の婚約者です。」
ハッキリと婚約者だなんていうから驚いてしまった。
先生「…彼にも聞いてもらう形でいいんですね？」
先生の言葉に蓮くんの方をみるとバッチリ目が合う。
そして1度だけそれもしっかりと彼が頷いてくれたのを確認して返事をする。
「…はい」
先生「…結論からいうと、松田さんあなたはSLEという病気です。」
「S…L…E…」
聞いたこともない病名に驚きが隠せず戸惑う。
先生「膠原病と言われるもので、全身性エリテマトーデスと言われています。」
「膠原病…」
先生「症状としては、発熱、 全身倦怠感 などの 炎症 を思わせる症状と、関節、皮膚、そして腎臓、肺、中枢神経などの内臓のさまざまな症状が一度に、あるいは経過とともに起こってきます。その原因は、今のところわかっておらず…この病気は難病指定されています。」
先生の説明がほとんど頭に入ってこなかった。
でも最後に言われた " 難病指定 " この言葉だけが根強く耳に残った。
蓮「…治るんですか」
先生「この病気は完治というのは難しいです。一生付き合っていくようなものだと思っていてください。」
蓮「……一生って」
先生「ステロイド剤などを使って症状はコントロールしていきます。薬の服用は必須ではありますが、うまく付き合っていけば、通常と変わらず生活できる人がほとんどです。」
「…ほとんどってことはそうでない人もいる…ってことですか？」
先生「…そうですね。主な症状としては発熱や関節痛…皮膚症状がおおいですが、感染症などにかかると重篤になる場合もあります。」
やっと…やっと見つけた幸せなのに…
やっぱり私は幸せになっちゃいけないってこと？
こんな難病指定されてる病気になった女と結婚したい人なんていない。きっと蓮くんにも捨てられるんだ…
と密かに思った。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます！他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (9月13日 22時) (
レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2023年9月9日 13時
