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千紗のことを気にしつつも私の体調も最悪で、動くに動けず。
悪阻がではじめて毎日がつらくて、ベットかトイレにいることがほとんど。
妊娠4ヶ月を迎えようとしているのに、つわりは治まる気配もなく、かろうじて飲めるレモン風味の水しか身体が受け付けなくなって、妊婦なはずなのに減ってく体重。
なになら食べられるか蓮くんやママ達も考えてくれて、ママは自分の妊婦だった時に食べられたものなども参考に買ってきてくれたり、作ってくれたり…でもどれも受け付けず。
蓮母「ちょっとさすがに心配ね」
「…はぁ…っ……はぁ…っ…」
それに加えて、久しぶりの関節の強ばりが出てその日の夕方からは体温もいつもよりは高め。
そんな日に限って蓮くんはライブのため地方。
「…っ！…吐くっ……」
何度もそう思って洗面器を抱えるも出るものはなく。
極小量の1口、水を飲んでまた横になる。
ママは心配そうに私の頭を撫でたり、背中をさすってくれたり。
夜になって身体が熱い気がしてママに体温計をもらって測ると夕方からさらに上がっていて、少しだけ取れていた水分すら口から取ることができなくなりつつあった。
蓮母「Aちゃん。病院行きましょ」
「っ……はぁ……」
ママの言葉に小さくコクリと頷くことしかできず、
蓮母「Aちゃん？……Aちゃん！？」
そのまま意識を手放した。
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目が覚めると病院のベットの上。
腕には点滴。
「…っ」
蓮母「Aちゃん…良かった」
蓮父「お、目が覚めた…」
「私…………」
蓮母「今、先生いらっしゃるから」
私倒れた…？でもベットに寝てたはず…
先生「あー目黒さん。目覚めました？」
「…先生」
先生「…栄養失調と脱水症状。それと病気の再燃も認められるわ」
「……はい」
先生「今の状態ではお母さんも赤ちゃんも心配です。なので、今日から入院しましょう。」
「……入…院」
先生「…このままだと、赤ちゃんを諦めなきゃいけなくなる。それは避けたいでしょ？」
「…っはい…」
先生「入院は産婦人科の病棟で、担当の阿部先生にも伝えてあるから。」
「赤ちゃん……今は？」
先生「平均よりは小さめだけど、大丈夫。ちゃんと育ってるわ」
「よかっ……た。」
その後はベットのまま産婦人科病棟に移され、蓮くんのことも考えてくれたのか阿部先生が個室を手配するように言付けてくれたようで個室に入院することになった。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます！他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (9月13日 22時) (
レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2023年9月9日 13時
